書物蔵

古本オモシロガリズム

北関東への古本遠征ぢゃ

けふハ、いそがし、いそがし。
だって3か所も古本モールへ行かねばならんからね。
最初は神保町なる東京古書会館。新宿展がやっておるからの。
ここでは、大串, 夏身, 1948- || オオグシ, ナツミ 先生の本を600円で拾う。
大串夏身 著. ある図書館相談係の日記 :. 日外アソシエーツ, 1994.3. 205p ; ISBN 4-8169-1226-6 :
こんなこといっちゃあ怒られちゃうかもしらんが、じつは、大串先生のあまたあるご著書のうち、一番の名著と思うとる。ほかの本は一般性が高すぎて、いまいち大串先生ならではの有難味が感じられんが、これは、ある意味、奇書っちゅーか、なかなか出ない図書館本だと思うよ。
みなすでに集まってをったので、さっそく弁当を調達し筋斗雲に乗り組みて茨城県なる竜ヶ崎へ。

竜ヶ崎ショッピングセンターへ行く

古ツアさんの報告にあったもの。
http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/archives/9057237.html
ここはスゴかった。
雑本趣味のあるひとは是が非でも行くべき。一緒にいった書誌鳥さんなんかもカートに古本ぼんぼん入れとったからねぇ。んでもわちきは少しだけ。
林田茂雄 著. 泣かぬ泣虫小僧.. 三一書房, 1960. 247p ;
100円。ひょっと見たら転がってた。書誌どりさんも気づいてたらしいが、まあふつーこんな本を面白がって買うひとはいないわな。
みなもそれぞれいろいろ拾ったよう。時間があれば、一日つぶれるよこの量は。
でもつぎがあるのでいそいで切り上げる。
筋斗雲を書誌どりさんにまかしてイタコへ。

潮来アイモア

こんどはイタコ(潮来)。
http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/archives/10991625.html
古ツアさんが「距離的には近い潮来」と書いているが、かならずしもそうでなく、少なくとも鉄道だと5,6回のりかえて二時間以上かかるよう。車でも一時間半。遠い。。。
それはともかく、こっちのほうが一般的な意味では品がよい。逆に言えば、やはり古い雑本というのは竜ヶ崎に負けるねぇ。もちろん地元民にはこっちのほうがよいのだろう。
そうだな。。。質的には所沢くすのきホールの古書市に近い。それの小型版。対して竜ヶ崎は、もうなくなっちゃったけれど、上野駅にあった古書モールに質的には近い。ああ、よく上野駅聚楽(じゅらく)の古書モール行ったなぁ。いつも拾えなくてショボーンだったのも今となっては激しくなつい。
さうさう。
古書モールといへば、このまへお忍びでいった石川県金沢駅のショッピングモールにできた古書モールは凄かったなあ。あれは予想外によかった。ってか、金沢市民は古本に関して、地方都市としては例外的に東京にためをはれる不思議な都市ぢゃ。やはり書巻の気?