書物蔵

古本オモシロガリズム

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日記

オタどんのお友達が遊びに来てくれたので、3月9日は猫猫記念日

田井かくお先生の『図書館の基本を求めて. II』の感想。あるいは、あちゃー、これじゃあまるでわちきが悪の図書館民営化論者にみえちまうぢゃないですかの、しかしてその実体は?! というぼやき

寝るといいつつついでにもう一個 全体 個別には掬すべき指摘もあるし(オートメ化は目的でなく手段だとか)、個々にとりたてて反論するようなことはあんまない。けど、全体について、決定的に納税者(≒非利用者)というプレイヤーが著者のワールドにないなぁ…

「レファレンス・サービス」批判

『知識の…』の感想つづきでもある。 わちきの見立てではこの本のウラ主題(というか材料)であるところの、現状批判にいくつかオモシロきものがあり、これもその一つ。んで、前エントリで貸出派は怒るだろう、と書いたが、いや実に、レファ礼賛派にもきつい…

ん?(・ω・。) 知識経営?

かなり前に読了してた柳与志夫『知識の経営と図書館』(勁草書房 2009)の感想をここへ。 うーん、なんちゅうか、論文的文体・形式のエセーかすら。ん、でも1987年の図書館の経営形態論もおなじ形式だったよーな(^-^;) この本は2面性があって、過去の図書館…

『美人作家は二度死ぬ』を読んだ

しばらく前に買っていた小谷野敦『美人作家は二度死ぬ』を読んだ。おもしろかったでち。女性の心理描写がそれらしく、これは女性に内閲を頼んだのかすら… ってか、もっと長くして、文学史研究方法論とか文学史研究史とかもっと書き込んでもよかったのでは。 …

戦前雑誌の鉱脈としての文学館資料

文学館には原理的な疑問(再論予定)もあるが、なんで文学館にわちきが興味があるかといふと、具体的な期待があるからなのだ。 戦前雑誌、(文学)同人誌の類が埋もれているに違いない。 から。 総合雑誌、学術雑誌は大学図書館に結構あるし、webcatで捕捉可…

学の燈

『学鐙』106(1)の「特集アカデミズムの現状」を読んだ。全体として悲痛な感じ。ほぼ全部、財政問題。船曳建夫が、国立大学の財産(不動産中心なら東大で7兆円)をもとに、財政的に国家から独立するがよいというのがオモシロ。土屋俊が電子ジャーナルの出現で…

飲み

和尚さんについていた人と飲む。いろいろおもしろき話をきく

ミニ古通

古典社の渡辺太郎につき驚愕の事実を知る

古本屋列伝

今朝の朝日、地方面に青木正美さんが(×o×)

盗作の医学史?

今朝の朝日にこんな記事 「疑惑の論文200本発見 米大が盗作探知プログラム開発」 http://www.asahi.com/science/update/0305/TKY200903050322.html

記事予告

いろいろネタはあるんだけど、ちと書き込む余裕がない(´・ω・`) ・大日本帝国にBUNSOKU! 1970sに行われた角田房子による聞き取り 湯浅年子も手伝っていた文献速報。しかしわちきJSTに表彰してもらいたいよ。 ・戦後の荻山秀雄 「にげてかへ」ったと柳田国男に…

実際に役に立ってたデリバリー (大日本帝国にBUNSOKU! 6)

デリバリーったってピザじゃないよ、学術文献。それも、スクーターじゃなくて潜水艦で運ぶの(・∀・) 昨年末にミシガン大学の和書がごっそりグーグル・ブック・サーチに入ったらしく、先日から大東亜図書館情報学のトリビアねたをつれづれに検索しとるんだけど…

びっくりしただす〜(・∀・`;)

わちきと畏友オタどんとのえにしは2005年に遡る。思えばわちきの尊敬してやまない友人のひとりとなって久しい。初期にはジュンク堂などの想い出バナシだったブログも、スメラ学をめぐる大東亜トンデモ学でスパークし、近年は日記読みによる文学史考証ブログ…

このエントリは前日へ移植

佐渡郷土史家・青柳秀雄について

青柳さんって、何者? これがまた、佐渡の郷土史家という以上のことがなかなかわからんのだ。いろいろレファ本を見たのだが。 それで、拙ブログに昨年末ちょろっと書いたけど、いちばん詳しいのは去年の年末にでた、港やさんの古書目録『Construction : 建築…