書物蔵

古本オモシロガリズム

佐渡郷土史家・青柳秀雄について

青柳さんって、何者?

これがまた、佐渡郷土史家という以上のことがなかなかわからんのだ。いろいろレファ本を見たのだが。
それで、拙ブログに昨年末ちょろっと書いたけど、いちばん詳しいのは去年の年末にでた、港やさんの古書目録『Construction : 建築土木史と都市史料』(38)であるということになる。
というのも、港やさんが青柳旧蔵書の多くを落札し、それを自家目録に掲載したのだ。そしてその目録最初(p.33)に

本年7月、東京の古書市に出現。その多くを落手することが出来ました。

とある。おなじく港やさんによれば、

青柳秀雄佐渡郡小木町の人。同地の古刹・小比叡山蓮華峰寺の住職を勤める傍ら、大正末頃から佐渡郷土誌研究の道に入ったようです。「青柳秀夫」名義で諸誌に寄稿し、自らも「佐渡民俗研究会」を主宰。その徹底的な蒐集により、明治初期から昭和四十年代に至る佐渡文献資料のコレクションを為しました。

とぞ。
港やさんも、昨年末に調べた段階で、詳細はわからず「生年不明」としている(p.54)。没年も書いてないので不明だったのだろう。ほんとうなら、新潟県立図書館あたりが人物文献DBを開発しておいてくんないといかんのだけど(石川県立などはある)、ないからわからん。紙のレファ本(ニチガイの郷土史家や郷土人物のレファ本)にもなかったはず。

「知っている。ぼくはあなたを知っている…」(アムロ風に)

ところが、これまたフシギなこともあるもの。実はわちき、去年の夏ごろ、膨大な蔵書に囲まれて鎮座する青柳秀雄さんを見たのだ(・o・)
幻視ってか…(-∀-;)
満杯の書架の前に鎮座するメガネの男性
で、まさしくそれが青柳秀雄さんという名前なこともスグわかった…
ワケワカランってか(゚∀゚ )
故あって、いまここに幻視を見せることができぬ。
しかし、一ヶ月もせずして見せることができるであろう。
刮目して待て!`・ω・´)o