書物蔵

古本オモシロガリズム

『美人作家は二度死ぬ』を読んだ

しばらく前に買っていた小谷野敦『美人作家は二度死ぬ』を読んだ。おもしろかったでち。女性の心理描写がそれらしく、これは女性に内閲を頼んだのかすら…
ってか、もっと長くして、文学史研究方法論とか文学史研究史とかもっと書き込んでもよかったのでは。
わちき的には、山室なつ子の旦那さん(新聞記者)が、内務省警保局に「内閲(ないえつ)」してもらうところとかにモエモエ。ってか最近、検閲制度史に興味があり、浅岡邦雄先生の論文を読んだばかりだったので。