書物蔵

古本オモシロガリズム

2009-03-08から1日間の記事一覧

田井かくお先生の『図書館の基本を求めて. II』の感想。あるいは、あちゃー、これじゃあまるでわちきが悪の図書館民営化論者にみえちまうぢゃないですかの、しかしてその実体は?! というぼやき

寝るといいつつついでにもう一個 全体 個別には掬すべき指摘もあるし(オートメ化は目的でなく手段だとか)、個々にとりたてて反論するようなことはあんまない。けど、全体について、決定的に納税者(≒非利用者)というプレイヤーが著者のワールドにないなぁ…

「レファレンス・サービス」批判

『知識の…』の感想つづきでもある。 わちきの見立てではこの本のウラ主題(というか材料)であるところの、現状批判にいくつかオモシロきものがあり、これもその一つ。んで、前エントリで貸出派は怒るだろう、と書いたが、いや実に、レファ礼賛派にもきつい…

ん?(・ω・。) 知識経営?

かなり前に読了してた柳与志夫『知識の経営と図書館』(勁草書房 2009)の感想をここへ。 うーん、なんちゅうか、論文的文体・形式のエセーかすら。ん、でも1987年の図書館の経営形態論もおなじ形式だったよーな(^-^;) この本は2面性があって、過去の図書館…

『美人作家は二度死ぬ』を読んだ

しばらく前に買っていた小谷野敦『美人作家は二度死ぬ』を読んだ。おもしろかったでち。女性の心理描写がそれらしく、これは女性に内閲を頼んだのかすら… ってか、もっと長くして、文学史研究方法論とか文学史研究史とかもっと書き込んでもよかったのでは。 …