書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【赤旗では】日本初の図書館学用語辞典とは【わちきは】

『しんぶん赤旗』(2006.6.30)p.15にモリシン氏の訃報をみつけた。享年82歳とのこと。 「1952年日本共産党入党。五十年党員」であったという(・o・;) それはともかく、主たる業績として、 図書館に関する日本初の本格的辞典『図書館用語辞典』を編集 とある…

高円寺へいかず。でも古書モールで掘り出し

けっきょく高円寺へはいかず。 いまひとつ気乗りがせんかったもんで。 これで古書市皆勤賞はなくなってもーた(´・ω・`) って、皆勤しても誰も誉めてくれない、ってか(・∀・) でも、昨日は夜に古書モールで意外なもんを拾えた。 東亜経済調査局の事業概要って…

戦時読書のはらわた

なにやらおどろおどろしタイトルで(・∀・) 戦争のはらわた、じゃないよん 本に挟まっているもの=はらわた? 本に挟まっているチラシなど(栞とか抜き忘れたボウズとか)のことを総称して「はらわた」というのはどの程度一般的なのだろーか? それはともかく…

組合と革命と図書館と

組合運動、革命運動、図書館運動。 みんな「運動」がついている。 もし仮に、それぞれに意義のあるものだとしても。 やはりそれぞれが自然に一致するとはいえんであろう。 けど、ナイーブな人たちは一致するかのように感じているはず。 いちどだれか正面から…

ぜんにっと

わちきの好きな『図書館用語辞典』(1980)p.318によれば。 1949.3.12-1953.5 だそうな。 この項目執筆者は、この流れは図全協に引き継がれた旨書いているが、これは怪しい。 このような書き方だと、日本の図書館業界につねに、単産を指向する性質があるかの…

「国民読書運動(昭和17〜20年)」の研究展望(かきかけ

わちきは「大東亜図書館学」などとブチあげておるが、基本的に戦時図書館学の代表的主題は「国民読書運動」なわけであ〜る(民明書房刊『その時わちきは何を読んでいたか』より) で。 地道な実証史学

石川春江書誌 (つくりかけ

「図書教育:学級文庫選定の基準について(特集図書教育)」『新しい教室』 2(10) 1947.10.15 p.486〜493 「婦人雑誌の展望」『教育と社会』 2(10) 1947.10.15 p.34〜37 [ 文部省教育研究所教官 ] 「国文学の窓:児童文学書は誰の為のものか」『国文学解釈』…

きのうの掘り出し解題

わいわいo(^-^)o 赤本・黒本・青本について / 小池藤五郎講述. -- 大東急記念文庫, 1961. -- (大東急記念文庫 ; 第6回 . 文化講座シリーズ ; 第7巻) 江戸時代の絵本についての単行書の嚆矢。たしか谷沢永一氏がそう紹介していたような気が。 1050円で…

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 読書会指導要綱!!!!

ハナシは2週間ほど前にさかのぼる… 湯船で古本 その日もいつもとおなじく湯船につかりながら古書目録をながめておった。 ん? 「読書」という文字がチラりと目に キキキ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! と、わちきは風呂場で叫んでしまいました(・∀・) ん?(・ω・。)…

戦前日本図書館界の西の巨頭、間宮不二雄は偉大すぎ

日図研の出生の秘密をさぐるべく、積読しておいた関連書をななめよみ。 図書館と人生 / 間宮不二雄. -- 間宮不二雄古稀記念会, 1960 間宮による図書館関係の論文集 間宮不二雄の印象 / 前田哲人. -- 前田哲人, 1964 丸善時代の同僚前田が半世紀ぶりに再開し…

議員先生にイジメられる徳次郎タン

ほんに。。。 初代国会図書舘長もたいへんですのう。 国会会議録に発見した全ニットの記述はこれ↓ 別件と一緒に論じられてるので、全ニットの部分だけ抜いてきた。 誤字を直し、読みやすいよう適宜改行した。 『第6回国会 衆議院 図書館運営委員会議録』 3号…

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三田全信 略歴法然研究家 文学博士 光念寺(京都市北区紫野150)住職 仏教大学教授(1980ごろ) 『浄土宗新聞』 三田全信 S15. 3.15-S16.1.31 日本古文書学論集. 10 / 日本古文書学会. -- 吉川弘文館, 1987.10 浄土宗初期の手印と花押 三田全信著たまたま…

「産別」ですよ〜(かきかけ

専門職運動が労働運動とごっちゃになって失敗した日本図書館界(薬袋説)… 労働運動といえば「クミアイ」なわけで。官公労とか単組とかあるわけだが… 館界にも産業別労働組合があったのだ(×o×) ということを知ったのは、『図書館情報学ハンドブック(第1版…

忌辰録は人名事典

去年、こんな本がでていた。 追悼記事索引. 1991-2005 / 紀田順一郎. -- 日外アソシエーツ, 2006.4 日外が(事実上)調査機関向けに売り出してるツールの一種だから、個人で買うというわけにはなかなかいかんが、さっそく使ってみる。や、これは便利だ。 あ…