書物蔵

古本オモシロガリズム

通信

「田舎新聞小説製法」――大正年間の文芸専門通信社

公孫樹『新聞記者はこんなもの』八州閣出版部、大正10 50p 15cm この本に「田舎新聞小説製法」なる項があり、「小説の問屋」という言い方で、文芸記事専門通信社の活動が書かれている。ただし、いい加減なものとして、何年も前の流行おくれの小説を地方新聞…

興信所の歴史

永井良和氏の探偵史の本を森サンに教えられて以来、調べ物の歴史の一環で気を付けてきたんぢゃが、次の文献を古本屋から取り寄せて読んで、永井氏はちゃんと使ってをるが、わちきが注目するところは全然別ぢゃのぅ、メディア史の裏教科書でもあらんとて、や…

図録『帯封』につき続報

図録『帯封』について調べやうとしたら、すでに郵趣人が記事をあげていた。 逢えなかった老切手収集家を偲ぶ〜『帯封』(方寸会 1989年) http://blogs.yahoo.co.jp/take_take_taku/31422632.html これによれば… 関口泰徳氏、帯封(新聞・雑誌などを送る低料…

「帯封」の本なんて、この世にあったのねΣ(゚◇゚;)

昨日、M氏を高円寺で拾ひ、そのまま池袋元イルムス館へ寄った後、古書現世へ。 そこでなんとびっくり、オモシロな出版史研究本を拾ったのぢゃ∩(・ω・)∩ばんじゃーい 古書現世で拾った本がこれがまたレア(〃^∇^)o_彡☆ 聞いておどろけ! オビフウぢゃ!m9(・∀…

めも

「〔資料〕文芸通信の取締に就て」『出版警察報』(73) p.- (1934年10月) 「内務省納本全覧(五)」『書物評論』1 (5) p.- (昭和9年11月) 〔彙報〕〔資料〕〔研究資料〕といった記事種別が、定例的な記事でないもの。

専門誌⇔業界誌≒通信≒内報 (その2)

広義には同義語あつかい 専門誌というも業界誌というも(わちきは新聞紙と雑誌をわざとごっちゃに論じたいので、―紙でも―誌でもよいが)、「日国」の用例が、2例とも専門紙、業界紙がいっしょに出てきているように、両者は一般には同義語とされることがある…

新聞記事にあらはれた、「小通信社」の「情報通信」

昭和13年8月23日の「都新聞」にこんな記事があるという。 お次は街に蔓る”情報屋”弾圧/合法の名に隠れた流言の源を断つ/発禁激増に神経尖る 〔警視庁検閲課では毎月6千件の検閲をしていたが事変で取締方針を刷新すつこととし〕”情報通信”を合法的怪文書と…