書物蔵

古本オモシロガリズム

「田舎新聞小説製法」――大正年間の文芸専門通信社

  • 公孫樹『新聞記者はこんなもの』八州閣出版部、大正10 50p 15cm

この本に「田舎新聞小説製法」なる項があり、「小説の問屋」という言い方で、文芸記事専門通信社の活動が書かれている。ただし、いい加減なものとして、何年も前の流行おくれの小説を地方新聞に安く売る、といったビジネスモデルが開陳されている。