書物蔵

古本オモシロガリズム

書評

本のリスト(書誌)は星座にも似るというヽ('◡'◎)ノ

書評が出るような本の著者というものに『本のリストの本』でさせていただいた。幸いに好評で、編集者さんから小さい紹介記事にいたるまで、書評の類の記事が寄せられる。普段、書評を探すような仕事もしているので、これは実地に体験できてよかったことであ…

「書評」といふ語の初出

「書評」てふコトバは、存外新しくて、一般化したのは昭和前期からであったといふハ、1990年代初頭に植田康夫氏が明らかにしたことぢゃった。 ベストセラー考現学 / 植田康夫著. -- 東京 : メディアパル , 1992.7. -- 297p ; 20cm. -- ISBN 4896100085 ; (BN…

「書評」といふ語の初出?

ネットにこんな情報があった。 〈書評〉という言葉は大正時代までは使われておらず,それまでは〈新刊書批評〉あるいは〈書籍批評〉とか〈ブック・レビュー〉などの言葉が用いられており,〈演劇批評〉が〈劇評〉となったように〈書評〉という言葉が生まれた…

帯・学者とは?

ピリッとした胡椒の辛さも利かしておかなければ、書評にはならないというわけである。このに近頃口の悪い連中が「帯学者」なんていう、実に皮肉なことばで八百長的評論家に毒づく時代だから、 B「書評ということ」『カリキュラム』(34) p.62(1951-10) へー…

なんだ(・∀・`;) 途上学にも書評論あるぢゃない(σ^〜^)

最初はこれを読んでいたのであった。http://glim-re.glim.gakushuin.ac.jp/bitstream/10959/1461/1/joshidaigaku_6_1_15.pdf

文藝時評とは何か

書評と文藝時評は隣接概念のやうな気がして、ちと調べてみたら、『文藝時評大系:昭和篇2別巻(索引)』の曾根博義「文学の黄金時代における文藝時評」がいちばん全体を俯瞰したものであろうかと(´・ω・) 明治や大正篇だと、全体がわからんのよ(*´д`)ノ

メモ(〃^-^)φ ブックレビューあるいは書評論の文献

こんなん見つけた! 室津鯨太郎「(鉄箒)新刊批評」『東京朝日新聞』1929年6月20日朝刊 3頁 ※学者に批評させると仲間誉めになると批判。本文中では「ブツクレビユー」という語しか使っていない。 通俗図書館図書選択法 / 山口県中央図書館編,山口県中央図…

「書評」というコトバ 附.「調査マン」

「書評」というコトバは昭和10年代の新語だと、平野謙や中野重治が書いていると、これまた向井敏が書いている(『読書遊記』講談社1987p.88-91)が、ほんとうか? いま日国を見ると、1969年の用例を出しており、ずいぶんと新しい。NDL-OPACでは、昭和8年の表…

書評索引

猫猫先生がネットにある書評索引DBについて苦言を呈している。 「ブックレビューガイドb」ってのがそれなんだけど,採録対象を広げるあまり,本来の書評以外のもの(単なる紹介,読書感想文,自著へのコメント)を収録しすぎているとのこと。 書評について…