書物蔵

古本オモシロガリズム

メモ(〃^-^)φ ブックレビューあるいは書評論の文献

こんなん見つけた!

  • 室津鯨太郎「(鉄箒)新刊批評」『東京朝日新聞』1929年6月20日朝刊 3頁 ※学者に批評させると仲間誉めになると批判。本文中では「ブツクレビユー」という語しか使っていない。
  • 通俗図書館図書選択法 / 山口県中央図書館編,山口県中央図書館, 昭12 ※この本の末尾に「図書評論」なる章があって、「やけに分析的に書いてあるなぁ、こりゃ当時の司書としちゃあ大天才だ(゚∀゚ )アヒャ」と思ったら、この本全体が米国の教科書の翻訳だった(^-^;)ちなみにここでも書評という語は見当たらず
  • 青木実「ブック・レヴュー論」『図書館新報』(12) p.10 (1938.3)※本文中でも書評という語は使っていない
  • 本多顯彰「《新刊月評》ブック・レビューについて」『新潮』34(12) p.75-76 (1937.12)
  • 本多顯彰「ブック・レヴュー論」『文芸』?(?) p.299 (1938.1)
  • 武政国蔵「書評に就ての雑論」『書物展望』10(7) p.88 (1940.7)
  • 香山登一「書評について」『読書相談』2(9) 14〜15 (1950.11)

メモのメモ(〃^-^)φ

鯨太郎なんて、ペンネームかと思ったら、やっぱりそうみたい。国会のOPACひいたらでてきた。
 室津, 鯨太郎 (1893-1964)‖ムロツ,ゲイタロウ →: 川口, 陟 (1893-1964)‖カワグチ,ノボル
しかしかように便利な著者名典拠も、新規登録名データに生没年を見せないというトチ狂った政策にしちまって後世の人々に多大なる失望を与えること必定(-_ - ;
意外と図書館関係の雑誌に記述がある。これはメタ記述はそれを実際にやっている人々には書きづらいということかしら。
ちなみに『通俗図書館図書選択法』を見つけたのは国会のキンデジの目次を検索したから。どうやら国会で画像化がすんだ図書は目次検索できるらしい*1
http://kindai.ndl.go.jp/index.html
しかし不思議なのは目次テキストは検索できるのに表示されないこと。目次の個々の情報は著作物ではないのではなかったか(・o・;)
ちなみに「書評」で検索すると、どうやら、東京商科大学研究年報. 昭和7年 経済学研究 第1 / 東京商科大学国立学会編,岩波書店, 昭和7 あたりかららしい(検索できるのに表示されないので推測)。もちろん、それ以前の用例も知ってはいるけれども。

林靖一『図書の整理と利用法』(大正14)によると、東京切抜通信社に「図書及図書館」という項目で頼むと、各種新聞の新刊案内欄を送ってきてくれるそうである。

*1:なぜだかヘンテコな「インターネットで画像閲覧可能な資料に限定する」というチェックボックスにチェックが入ったのがデフォになっとるから、必ずはずす。しかし、こーいった小役人として正しすぎる発想の人って、いるんだねー(σ^〜^)ある意味、ソンケーしちゃう(*´д`)ノ