書物蔵

古本オモシロガリズム

方法論

災い転じて福となす(図書館系ブログの印象批評)

朝起きたら、なんだか「図書館系ブログ」から反応が…(・o・;) みなさん、夜は早く寝ませう。なんちて。 まーわちきの印象批評ってのは、主観的な事実なわけだが、実はそのままでは客観的事実たりえないものであって、あのまま鵜呑みにされちまうと実はコマル…

図書館本のネタ本

知ってる人はみんな見てるのに言及されづらい本,ネタ本っていろんな知識分野(ディシプリン)にあると思うけど。 ネタ本『図書館情報学ハンドブック』 う〜ん,図書館情報学でいえば,丸善の『図書館情報学ハンドブック』の初版と2版かな。どんな単行本を…

漢文の読み方の歴史

新宿展では,もう一冊,めずらかなる本をゲット。 漢文入門 / 前野直彬著. -- 講談社, 1968. -- (講談社現代新書 ; 156) 200円 これは友人Aにおそわっていた文献。漢文の読み方の歴史が書いてある。タイトルは中身とはずれてるねぇ。おもしろそうなので是非…

本道楽がおもしろい

これ↓を読んでいるのだが,めっぽうおもしろい。 本道樂 / 中野三敏. -- 講談社, 2003.7 というのも,本探しエッセイでありながら,なかなか物事の本質をつく言及が多いのだ。それに文体たのしい(^-^*)。 主たる主題は,和本の蒐集家や古書籍商の話なんだけ…

友人と勉強会について話す

あるところで意外にも友人がいた。 ○山学校について話す。 話しながらお勉強会はピラミッド型とフラット型にわけて考えるとよいと。 ○山学校はピラミッド型。 先生役がいて,生徒を最低限指導する。 フラット型は生徒しかいない。 ピラミッドだと,あるてい…

行政法学各論は論者が…

NDCの323.9には行政法があるけど,そりは総論のとこ。328をみればわかるけど,行政法各論ってのは,きちんとした法学者がやってくれない領域なのだ(いややるべきとは思うけど,以下の理由でできないのだ)。 図書館関係法,著作権法の論議にも,これがその…

なんで順順センセに妙な期待をするか

むかし読んだ論文をおもいだしたから(・∀・) 日本における図書館行政とその施策 / 日本図書館学会研究委員会. -- 日外アソシエーツ, 1988.9. -- (論集・図書館学研究の歩み ; 第8集) こりは論文集ね。共同著作ではない。 巻頭はセンセの論文。それぞれ,当時…

media mix

よく友人Fから質問ともぼやきともとれるメールを受ける。その場で即答するのがオモシロイのだが。 ばくぜんと,神様セドリ様のブログをみていたら,しばらく前うけたものを思い出した。 かみさませどりさんのとこは,真っ黒けなデザインで,あやしげだけど(…

図書館言説史の利用法:タネがみつかるよ

うん,こう書いてくると,わちきが一方的に伊藤氏を非難しているかのようにみえるだろうけど(そしてそれは部分的には正しいのだけれど),そればっかりを読み取られても困るのだ(・∀・) ここには書かないけど,じつは伊藤氏には他の凡百の図書館論者が提出…

論の論

あとは, 書斎の博物誌 / 海野弘. -- PHP研究所, 1994.5 840円 地図の記号論 : 方法としての地図論の試み / 津野海太郎ほか. -- 批評社, 1990.1 1500円 末尾の掘純一「「地図論」論」が読みたかったのだ。各disciplineについてメタレベルで把握するというの…

国会会議録

さいごに「国会会議録」データベースについて。こりは機能はプリミチブでインターフェイスもけしてよくないですが,魔法の箱です。なんでもわかります。こまめに引くと,今回みたいなlibrary humorの題材もひっぱってこられます。それこそ日本国の森羅万象が…