書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-10-13から1日間の記事一覧

行政法学各論は論者が…

NDCの323.9には行政法があるけど,そりは総論のとこ。328をみればわかるけど,行政法各論ってのは,きちんとした法学者がやってくれない領域なのだ(いややるべきとは思うけど,以下の理由でできないのだ)。 図書館関係法,著作権法の論議にも,これがその…

なんで順順センセに妙な期待をするか

むかし読んだ論文をおもいだしたから(・∀・) 日本における図書館行政とその施策 / 日本図書館学会研究委員会. -- 日外アソシエーツ, 1988.9. -- (論集・図書館学研究の歩み ; 第8集) こりは論文集ね。共同著作ではない。 巻頭はセンセの論文。それぞれ,当時…

山本センセと名和先生の図書館本

気づいたら,図書館雑誌の新着が出現していた。 本文はあまり興味がわかないんで,広告ページをみる(巻末の会議録もないから,図書館政治ネタも僅少)。すると,「インターネット時代の図書館情報学双書」の1なるものが出る由。『図書館と著作権』というタ…

「落日の民俗学」で「民俗学という不幸」を思い出した

掃苔さんが,岩田書院の「落日の民俗学」を紹介している。岩田書院は,よくやってる。あそこの装丁方針を友人Aに聞いて,なーるほどと思ったよ。 ボール紙の函に,布装金文字の上製本という極めて古典的な装丁をすることで,逆に,何年も売りつづけた場合の…

ミルグラムの電撃

朝日新聞書評欄(10/9)で宮崎哲哉センセが文字通り激賞していた心理学史ノンフィクションを読んでいる。 一読,かなり面白い。というか,すごく。 心は実験できるか―20世紀心理学実験物語 ローレン・スレイター スキナーが,英語ではあまり語感がよくない苗字…