書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-10-06から1日間の記事一覧

図書館史は図書館政治史

友人Bが,標記のフレーズに反応。図書館経済史とかはありえないの? というから,うん,まー財政史はありえるんじゃないか,と。 そのほんの断片が,いちど紹介した『国立国会図書館の源流と歩み:近代日本の図書館120年(1872-1992)(平成4年度企画展示会…

図書館言説史の利用法:タネがみつかるよ

うん,こう書いてくると,わちきが一方的に伊藤氏を非難しているかのようにみえるだろうけど(そしてそれは部分的には正しいのだけれど),そればっかりを読み取られても困るのだ(・∀・) ここには書かないけど,じつは伊藤氏には他の凡百の図書館論者が提出…

当ブログ連載「日本レファレンス史のミッシングリンク」について

友人Eに「あの連載はおもしろい,(ブログでは)もったいない」との過分のお言葉をいただく。意外や,読んでくれているのね。 うん,あれは我ながらオモシロ。志智の偉業を語ってくれるその人が,実はその偉業を途絶えさせた張本人であったというお話(それ…

昨日とどいてた圖書館本

千五百円で買った圖書館本… 封筒をあけてみた… う〜ん… 背に毛筆ペンをつかって,あんま上手くない字でこう書いてある…(・o・)(それ以外は美品) 上野図書館八十年略史 別冊には前のもちぬしがいろいろと鉛筆でメモをしているが,いったいなにをしたかっ…

竹内善作(1885-1951)論をよむ

たのんでいたコピーが出現 原 英樹「竹内善朔論:その生涯と思想」『初期社会主義研究』no.14, 2001.11, p.93-115 図書館史じゃあ大橋図書館の竹内善作で有名な人が,じつは本名は「竹内善朔」で,幸徳秋水や,中国革命家らと交わった初期の社会主義者だった…