書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

索引のない本を出版した奴は… (つづき)

ある引用句サイトを検索したら、こんなのも出てきた。 “Sir, my friend John Baynes used to say that the man who published a book without an index ought to be damned ten miles beyond Hell, where the Devil could not get for stinging nettles” Fra…

下鴨で買った由良きみよしの読書論がなぜだかめっぽうオモシロい。

読書狂言綺語抄 / 由良君美著. -- 沖積舎, 1987 実に不思議なことに、日本で何らかのイデオロギー的立場に立つ人たちは、すべてと言うほど書誌学に弱い。(p.11)

ひさしぶりに某所へ

しかし暑いね(;´д`) あることで会合 ある人の、なんというか、瞳孔の開ききったというか、キンチョーしたというか、そんな顔をみて、なんか、複雑な気分になる。わちきは助けたくても助けられんのよ。 キンチョーの夏、日本の夏。 そのあと友人が出現し…

あやしげな展覧会のパンフ、みつかったよん

展覧会図録をさがして、「美術図書館横断検索ALC」(http://alc.opac.jp/)とか、「(東文研)展覧会カタログ検索」(http://archives.tobunken.go.jp/INTERNET/cbkensaku.aspx)、立命館大学アート・リサーチセンター(http://www.arc.ritsumei.ac.jp/)な…

ショートショートってSFだったのかぁ

星新一 : 一〇〇一話をつくった人 / 最相葉月著. -- 新潮社, 2007 読了。 わちきも中学時代、新潮文庫をほとんど集めたような憶えが。 わちき的には1001篇に数えられなかったもののなかに、昭和30年代にさかんにでた(企業の)PR誌に掲載されたものがあった…

やはり今年はハズレ年?

10:00ちょっとまえにイルムス館につくと、係員がむさそうな人を脇の出入り口から中へ誘導してくれる。わちきも入り込む。 開店前のデパートというのもちょっとフシギであるが。 時間になりわらわらと会場に入るも、わちきはぜんぜん拾えず。(゚〜゚ ) 帰り、神…

大江戸温泉であきれる

お台場にある大江戸温泉にいったら綱吉の湯とかゆーのがあって、みたらなんと犬用の温泉であった… あきれる。

「アジア復興レオナルド・ダ・ヴィンチ展」(1942.7.10-1942.10.10?)の手がかり?

いやぁ、実はわちき、日本主義者っちゅーか、反西欧主義者が好きなんよ(・∀・`;)(現実には欧米追従主義を旨としとるんだがね) だから、「日本世界史」を提唱したとゆースメラの連中にもおおいに興味ありっ!`・ω・´)o もちろん、日本世界史というのは、日本…

「下鴨納涼古本まつり」考

夕方、ただすの森に行ってみた。 風が吹き、さすがの猛暑でもいささかしのぎやすい。 地元に住んでいたら、初日の最初に100円均一台のあと、毎日夕方に来てみたいところ。 帰りがけ、カキ氷を石橋のへりに腰かけながら喰う(あとから知ったがちょうどu-senさ…

下鴨より下亀!?

京都市内の古本屋をめぐろうかと思うも、きっと下鴨のために閉店しとるだろうなぁ、と思い、アスタルテ書店へ。 また行き過ぎてしまう。 これで4、5回目だといふに、やっぱりわからん場所にあるのぅ… 由良君美の本でも買えるだろうと目論んでおったが… 見あ…

大本営発表!:下鴨神社にて

出町柳駅から進出を予定しあるも、手違い(書物奉行の思い違い)により異なる方面に進出してしまふ。あわてて、転進するも遅刻。 そのせいかどうか、100円コーナーでは全く拾えず。 昼めし抜きにて、あの広大な会場を2回も廻るも、さしてめぼしき戦果なし。 …

ウィキペディアで出てくるものは… いや、出てくるもの「こそ」

わちきの今の趣味は日本図書館史。 で、こんなのを趣味にしとるもんはそうそうおらん。 で。しばらく前に筑波大の途上系の先生が「参考にはしても引用するな」と朝日に投書していたウィキペディア。これの、「国立国会図書舘」の項が、異常なまでに詳しい珍…

memo

汪偽政府行政院會議録 / 赵铭忠主编 ; 邵玲副主编 ; 中國第二歴史檔案館编 ; set 精装 - 第31册 : [精装]. -- 檔案出版社, 1992. -- (中華民國史檔案資料影印叢書) BC8-5-C3

文化資源学とは何か?

東大の公式サイトから。 文化資源学とは、いわば既成の学問体系の側に立つことよりも、体系化のもとになった資料群の中に分け入ることから始まります。文化を根源に立ち返って見直し、資料群から多様な観点を通して新たな情報を取り出し、社会に還元すること…

スメラ文化運動研究の先行文献について

いや実は、つぎの文献を手に入れたのだo(^o^)o 森田朋子「スメラ学塾をめぐる知識人達の軌跡:太平洋戦争期における思想統制と極右思想団体」『文化資源学』(4)(2006.3)p.85-92 読んでみたけど…うーん、スケッチというか素材集(゚〜゚ ) このお人は 著者は…

読書

満蒙開拓青少年義勇軍 / 上笙一郎. -- 中央公論社, 1973. -- (中公新書) しばらく前に数百円で拾った新書を読了。相場は1000〜2000円。どんな時代にも、「時代のババ」(by呉智英)をつかませられちゃう人々がいるのだなぁ。満洲へいった少年たちの話。 上さ…

戦後初期の納本 割当庁本は一度焼けていた

戦後の初期に重要な納本機関だった新聞出版用紙割当事務庁(略称は割当庁?)。 これについてまとまったほぼ唯一の本を瞥見す。 ちなみに日本の納本機関はつぎのような感じ(書物蔵作成) 戦前 戦後 一般向けモデル 帝国図書館 国会図書舘 玄人向けモデル 文…

飲む

ビールを飲んだ。あと葱料理。

古書展めぐりをした… っていつものこと(^-^;)

寝坊(^-^;) おっとり刀でお昼過ぎに神田へ なにも拾えず(´・ω・`) と思ったら友人が出現した(・o・;) 京王へ行った帰りとのこと お茶をした後、ウィークエンドワセダなるイベントをしているという早稲田へ。 立石書店で、一箱古本市のトートバッグを買う。 …

某所で

某所で野暮用。ついでにビール。10年前のことなど。 今日は古本市へいけなかったので明日行こう。うん、そうしよう。

メモメモ

戦時宣伝論 / 小山栄三. -- 三省堂, 昭和17 日本の宣伝下手を難じ更に日本の主張の正義性を誤解せし虞あるにより次版改訂 17.8.4 安寧(発禁年表) S17.3.17 文部省道府県中央図書館貸出文庫研究協議会 和歌山市 時局下の読書指導問題に乗出す(百年史) S17…

本日は古本日

先月末、書物蔵は8月を古本月間に指定した。 本日は古本日なり。 よって… トチゲキす!`・ω・´)oシャキーン (´・ω・`) まったく拾えず。あんなに古本がたくさんあるのに全然ですた。

図書館酒場を希望す

友人Cと飲む。 いま思いついたんだけど、ブックカフェとか古本酒場はあるけど、図書館酒場ってのはほとんどない。 ん、あ、でも一箇所だけあったか… それはともかくサケ飲める公共図書館があったらなぁ(*゜-゜) こんな暑い日はビール飲みながら調べものし…

日本地政学

ある事情から、オタどんのマネをして、皇戦会がカネを出した「吉田の会」(京大系の地政学者の会)についての文献を読んでみる。ちなみに東京にあった「日本地政学協会」とは無関係とネットにある。 http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/geo/pdf/space04/05muraka…

由良君美の、気の利いた戦前納本制評価

山本夏彦とほぼ同じような評価を、内務省納本についてしているのをハッケーン(゚∀゚ ) 戦前の帝国主義日本の極悪な悪夢のなかで、ただ一つ、日本出版史上で後代にまさる事件があったとすれば、それは、日本本土内で出版される一切の出版物の現物納入を義務づけ…