書物蔵

古本オモシロガリズム

足を引っ張るにも引っ張り方があるのでは

『みんなの図書館』の最新号を読んでいたら、終わりのほうにこんな記述が出てきた(・∀・)

6月18日千代田の図書館を考える会 麹町区民館 6時半から
千代田区の図書館をどう評価するか/利用者調査をしたほうがよい/図書館従来型の評価をした方がよい/図問研的に評価する→調査 利用者調査・利用者インタビュー

特に「従来型の評価」ってとこにあきれた(-∀-;)
従来の貸出中心主義型を想定した評価項目のみを設定すれば、そりゃー千代田はダメダメでしょう。だって直営時代からダメダメだったんだもの。けど、それってぜんぜん指定管理者を批判したことにならないよねぇ(  ̄▽ ̄)
逆に、少しでも直営時代より貸出関係でも良くなってる数値が出たら、これはタイヘンなことになるのでは(σ・∀・)
餓島でボロ負けしたのに、「従来型」の戦法ばかり繰り返したた帝国陸軍とおなじになっちゃうゾ図問研は。
ノモンハンの敗戦を忘れたか。
→ http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20090207/p2
柳ヨシオ氏と堀ワタル氏のガチンコ勝負がどーなったか、目の当たりにしたわちきが言うけどね。酷いもんだったよ。堀氏が竹槍でエイッと突っつくのに柳氏がB-29に乗って空中から爆弾落としまくり(この比喩は友人による)。挙句、堀氏はダンマリ。みちゃいらんない。
んで、この討論が活字にならんかった事情は知らんが、活字にならなかったのは、図問研にとって大損になったと思う。だって、ノモンハンでボロ負けに負けたのに、「従来型」で、なんて、また必敗の話をへーキで会員がしちゃうでしょ(σ・∀・)σ
よく左翼の人々が帝国陸海軍や帝国政府のことをテンから悪として言及することがあるけど、基本的にそれはマチガイで、彼らのマチガイは我等のマチガイなのだよ。
失敗、マチガイ、敗退を、負けとして集団に共有していかなければ数々の不幸を生む。そして集団として共有するとは、文書をパブリッシュするに如かじ。
ってか、館界左翼が念仏のようにとなえる「図書館の自由」ってば、ダレカに都合のわるい本でも言論として流通さすことではないのか。そしてダレカとは、自分や自分のお仲間を含ませなけりゃ、「図書館の自由」なるものは独善でしかない、とゆーことになる。
きちんと敗因分析しなきゃ。
あたかもよし、千代田についての講演会があったという。GCWタンがブクマしていたので気づいた(^-^;) で、オモシロかったのはここ。

特筆しておくべきは多くの自治体がコスト削減を主として指定管理を導入するのに対し、千代田区はコスト削減ではなく、コストを拡大しサービス拡充を目指したという点です。
http://www.genkina.or.jp/archives/299

たとえばサ。ここなんかツッコミどころぢゃないの(σ・∀・)σ
千代田の指定管理推進者が、コストを直営より拡大させてサービス拡大したと言うてをる。千代田の成功はコストを直営時代以上にかけているとかプロパガンダするとかサ。
もちろん、その先にあらたな伏兵はいるわけなんだけれども(・∀・)

その先

上記講演会の写真、その後ろの黒板を見やれ(・∀・) ピラミッドモデル(前川理論)とパルテノンモデル(英米・1950年代までの日本)ぢゃ。
これをどうするかぢゃ。
自由なるものが言論の自由ということであれば、きちんと言論をまじえねばの。