書物蔵

古本オモシロガリズム

読書

買うべきか買わざるか?! それが問題だーーって問題になったのは大正昭和から???

例の「正統的な読書」に所有・占有問題がある。今の日本インテリの正統的読書観によれば、本は自分で買って所有すべきもの。しかし、この意見が主流になったのは果たしていつからなのだろううか? 岡村「江戸の蔵書家たち」を見るに、本を買えた人は多くなく…

読書論に2つありっ!

和田敦彦の読者論、現実の読者←「差異の政治学」 差異を強調しすぎ「読者」を一律に見過ぎ ポパーの世界三論:物理世界、内面世界、第三世界(書物や図書館)読書論に2つの観点がある 経験的読者論 理論的読者論:解釈の地平、埋め込まれた読者

『モダン日本』

書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo書物蔵(古本フレンズ)さんが戦前〜戦後のレトロ写真をリツイートしましたおゝ(@_@;) 平台に『モダン日本』が!Σ(゚◇゚;) 『モダン日本』はいま、5000円くらゐするなぁ…紙が悪いせいで、そもそもあんまり残ってゐな…

図書館書体

書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 16 時間16 時間前書物蔵(古本フレンズ)さんがクリッピング!(神奈川県立の図書館)をリツイートしました手書きの図書館書体、って、たしかタイプライター導入前の20世紀前半まで米国であったとか 日本でもあるが…

百版道

百版道さん次の文章を読了。 ・多田蔵人「百版本の世界」『日本古書通信』82(9)p10-11(2017.9) いろいろ示唆に富んで面白い(^−^*) a 版表示はどこまで実態を表すか? b 奥付の読者は誰か? c 版表示と発行部数の連動は? 出版者により違う? 時代によ…

錬成としての読書/自由主義的読書

戦後、どこに行っちゃったのかここ10年くらひ探しとるのに未だにわからない高橋慎一さんがかやうな物を書いてゐた。 高橋慎一「読書指導について」『新刊弘報』(30)p.46-47(1943.10.21) 工場読書についてね。高橋さんは、東京芝浦電気の山口文庫という従…

わちきの嫌いな読書観:図書館と濫読

わちきにとって、図書館といふのは自由に多量に即時に横断的に文献が閲覧できるべき場所であり、そこでは、居住まいを正すとか、正しい文献だけを見るとか、ましてや正しい思想を持つための修養の場なのでは断じてありえないのだが… けど、教育委員会の所管…

併読癖

わちきのわるい癖なんだけど、いろんなものを併読して読んでいる。 とりあえず日垣隆『売文生活』読了。おなじちくま新書の『つっこみ力』は期待が大きすぎてちょっと… あと、佐藤郁哉『フィールドワーク』(新曜社1992)。これは読んでみたら異常にオモシロ…