書物蔵

古本オモシロガリズム

読書論

昨日の「読書論」論

古本者らとの楽しき会合の際、改めて森さんに読書論の論を張ってもらう。 a 観念的読書論と経験的読書論というセットでの整理、 b 読書はもともと全て観念世界(非現実)を経験するものであること(それがたとえマニュアル本の読書であっても) c 読書経験は…

全読書を類型にわけられないか

派生して話しておいたのは。 全読書を類型にわけられないか。 明治初めに新聞を購入し「つづきもの」を読む 大正前期に『講談雑誌』を買って読む 戦後期に貸本屋で貸本小説を借りて読む 昭和元禄にキヨスクで週刊誌を買い通勤途上で読む 昭和後期に『少年ジ…

読書論に2つありっ!

和田敦彦の読者論、現実の読者←「差異の政治学」 差異を強調しすぎ「読者」を一律に見過ぎ ポパーの世界三論:物理世界、内面世界、第三世界(書物や図書館)読書論に2つの観点がある 経験的読者論 理論的読者論:解釈の地平、埋め込まれた読者