書物蔵

古本オモシロガリズム

全読書を類型にわけられないか

派生して話しておいたのは。
全読書を類型にわけられないか。

  • 明治初めに新聞を購入し「つづきもの」を読む
  • 大正前期に『講談雑誌』を買って読む
  • 戦後期に貸本屋で貸本小説を借りて読む
  • 昭和元禄にキヨスクで週刊誌を買い通勤途上で読む
  • 昭和後期に『少年ジャンプ』を買って読む

それぞれ、新聞、雑誌、図書などと紙メディア類型が異なり、また、読む場所も家庭、職場、下宿、車内、学校などと異なり、読み手の社会階層も、主婦、労働者、工員、学生などと異なるが、これらは皆、

娯楽本の読書

というように類型化されよう。
おそらく、

  • 教養(修養)のための読書
  • 実務(ビジネス)のための読書
  • 娯楽(暇つぶし)のための読書

ぐらいに分けられるかな。そしてそれぞれに対応しやすい図書メディア(紙メディア)が時代ごとにあるという図式(´・ω・)ノ
たとえば。
マンガというコンテンツ形式を雑誌形態に入れたものは昭和期に「コミック誌」として学生、主婦、サラリーマンの娯楽読書に供された。
同じコンテンツで図書にしたものはもちろん娯楽読書がメインだったが、昭和末期から教養、実務の本としても(石森正太郎の日本経済入門とかホテルとか)読まれるようになったとか。

ちょっと考えたらあと2つをどうするか

ちょっと考えたら、あと教育読書と研究読書が想定されるなぁと。
ただ教育は教養に、研究は実務に繰り入れることも可能。
それから、ワ印(エロ本)読書はどうしよう… これは娯楽なのか??? 生理的な読書? あるいは相続とか家庭医療とかの読書は???
などなど、なほ考究すへし!!‘・ω・´)oシャキーン