書物蔵

古本オモシロガリズム

2017-10-02から1日間の記事一覧

昨日の「読書論」論

古本者らとの楽しき会合の際、改めて森さんに読書論の論を張ってもらう。 a 観念的読書論と経験的読書論というセットでの整理、 b 読書はもともと全て観念世界(非現実)を経験するものであること(それがたとえマニュアル本の読書であっても) c 読書経験は…

全読書を類型にわけられないか

派生して話しておいたのは。 全読書を類型にわけられないか。 明治初めに新聞を購入し「つづきもの」を読む 大正前期に『講談雑誌』を買って読む 戦後期に貸本屋で貸本小説を借りて読む 昭和元禄にキヨスクで週刊誌を買い通勤途上で読む 昭和後期に『少年ジ…

図書館情報学はメディアをむしろ無化しがち

思い出したのは、森サンにかなり前に言われたこととのセット。 メディア一般はむしろ、自らをシームレスの現実(プリゼント)自体の代表(リ・プリゼント)として見せようという本能がある。 例えば新聞紙は、誰も、頁があることすら意識しないで―まぁ実際、…