書物蔵

古本オモシロガリズム

年鑑

九段下でお茶( ^∀^)

わちきが出版年鑑12冊をとりあへず階段へ運びこんでをると、どうやら友人が新宿展に来てたらしいとて、ぢゃあ茶でもすべぇかと、九段下で待ちあはせてお茶。 とりとめもなく話す。 途中、某氏から架電。話ではヌ氏が高円寺会館に現れたとのこと。 あり?(・o…

年鑑とは何か 2 便宜的定義

年鑑の歴史の上限を測るべく、年鑑とはなんぞや論をいちどしたことがあった。 ふと、便宜的定義なんだかもよいかも、という気がしてきた。 構成要素から考える。 つまり、目次レベルである要素がそろっているものを、タイトルにかかわらす年鑑としてしてしま…

年報と年鑑の差

いつか「年鑑」の成立史みたいなことを調べてみたが。 そこで、先行するフォーマットとして、統計書、それも年刊のものがあるなあと。 で、そういったものは年報などと呼ばれていて、その年報と年鑑の差異についてちょっこし触れた文章に触れたのでご紹介。 …

綜合および専門年鑑のタイトル数消長をいかにして量るか?

kakikake いのふおとといと、森さんに出題さる。こんなもん、国立図書館が件名で、きちんと年鑑を表す形式細目(--年鑑)をつけておいてあれば、ぜんぜん問題なくひねりだせるのだが…。戦前分の書誌を遡及入力する際、件名をつけなかったんで、ダメなんだよ…

日本における「年鑑」成立の歴史

皓星社の雑索などを使っていくつか文献を見てみたんだけど、別途調べていた「出版年鑑」についてのものが意外にもいちばん役立った。 出版年鑑の刊行/赤堀又次郎 図書月報 27(8) 昭和4.8 p.171-174 〔組合版〕出版年鑑の初版が、近く七月に発行せられた。(…

年鑑とは何か:先行文献の読解から

http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20110627/p1 のつづきね 年鑑についての本というのは、森さんも指摘せるように、代表は『日本年鑑総覧』(1987)である。がしかし、森さんのいうように、この本、概念規定をせずに、川上和秀という書誌研究会のメンバー…

「年鑑」の黄昏に、「年鑑」の黎明について述ぶ

わちきらの世代は、前半生がネットのない時代をすごした。これは、長期的なメディア史を展望するうえで、かなり(というか絶対的な)有利さとなっている。 もちろんネットのない時代は、中間共同体が一人勝ちして言説上息の詰まる思いをしたことも多々あれど…