書物蔵

古本オモシロガリズム

綜合および専門年鑑のタイトル数消長をいかにして量るか?

kakikake
いのふおとといと、森さんに出題さる。こんなもん、国立図書館が件名で、きちんと年鑑を表す形式細目(--年鑑)をつけておいてあれば、ぜんぜん問題なくひねりだせるのだが…。戦前分の書誌を遡及入力する際、件名をつけなかったんで、ダメなんだよなぁ。だから、原始的な方法、つまり年鑑のリストを探すという方法にたよらざるをえんが、ちょっと見たところ、かなりダメっぽい。

もへもへ

まず大正期に出版年鑑がない。さらに大正15年版からでた出版年鑑も、最初のはそもそも排列が分類順でないし、昭和2年版がかろうじて、年鑑の項をたて、専門年鑑もふくめ30点ほどを挙げているが、昭和3年版から専門を各類に分散したので数えられなくなっている。東京堂版のものは、そもそも年鑑がどこにあるのか当初の版ではわからない。どうやら専門は各類に分散させているよう。とんで雑誌年鑑昭和14年版には約150点が掲載されて、次も同様だが、昭和17年版になると、急速に点数がおちている。