書物蔵

古本オモシロガリズム

2014-09-25から1日間の記事一覧

新聞切抜、組合活動、月報編集、雑誌記事索引、遡及入力の周辺

てっちゃん資料にこんなんあった。 踏みあと : 久保田愛子さん追悼集 / 久保田愛子さん追悼集編集委員会 編. -- 久保田愛子さん追悼集編集委員会, 2000. -- 57p ; 21cm いろいろトリビアがわかって面白い。業務にかかる日常生活、新聞切抜事業、雑誌記事索引…

少雨荘、蔵書票につきて金森徳次郎に建策す

日本で最大級に立派だった書物趣味雑誌『書物展望』のことは、古本ずきなら知ってをらう。取次を通じた納本制度がでけるまへ、その雑誌が出るたんび、拾数冊ばかり赤坂離宮へ運ぶ青年がをったのぢゃ。その青年、本好きが嵩じて、学生時代から書物展望社に出…

戦時の船舶名からその最期を調べるには(私製library pathfinder)

わちきの昔の趣味、船舶趣味と軍事趣味をかけあわせたところに、戦時船舶趣味がある。 幼稚園生のみぎり、「信濃」(ウォーターラインシリーズ、1/700)のパッケージ画で、信濃の後ろに描かれた戦時塗装をしたタンカー(油槽船)にモエモエしたことを思い出…

パーソナル・エイドって何さ?

レファレンス・サービス史の話には、かならず「パーソナル・エイド」という複合語が出てくる。そのくせ、一過性の個人的なエイドではレファレンス・サービスとはいへんのだともある。 パーソナル・エイドという時、パーソナルの意味が問題となろう。司書が行う…

考査事務とは何か?

「一般考査部考査事務処理要領」(昭和二十六年十二月十日館長決定)というのがあるね。国立国会図書館法規要覧. 昭和29年版 1955 p.117-118 これを見ると、「依頼に応じて処理する考査事務は〜等を回答するもの」(第二条)と、質問回答のことでしかないよ…