書物蔵

古本オモシロガリズム

斎藤昌三

『変態・資料』は、意外とマジなんぢゃないかなぁ

次の文献を読了。 大尾侑子「「反-教養主義」としての好事家―昭和初期の会員制特殊風俗雑誌『変態・資料』の分析を通じて―」『ソシオロゴス』(38)2014年10月Z6-1481 エログロナンセンスの旗を振った梅原北明や斎藤昌三らを、下品なものをコレクションしたう…

少雨荘、蔵書票につきて金森徳次郎に建策す

日本で最大級に立派だった書物趣味雑誌『書物展望』のことは、古本ずきなら知ってをらう。取次を通じた納本制度がでけるまへ、その雑誌が出るたんび、拾数冊ばかり赤坂離宮へ運ぶ青年がをったのぢゃ。その青年、本好きが嵩じて、学生時代から書物展望社に出…