こんな記事を読んだら、図書館の自由に直結する図書分類排架の話とおんなじことが書かれていて「電撃ショック」
リブロが霊言本で大批判をくらった件
本屋のリブロが、大川隆法による堤清二の霊言本「渋谷をつくった男」をリブロ棚に並べたところ、ツイッターで大批判をくらったという。つぎのまとめにあるやつ(σ・∀・)σ
リブロ池袋店がセゾン創設者の故・堤氏の「守護霊本」を特設コーナーで販売→批判殺到
http://matome.naver.jp/odai/2138893363731097101
- 作者: 大川隆法
- 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: 単行本
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率先して大川総裁の肩を持とうとは思わないが、特に何か事件を起こしているわけでもないし、最初から「幸福の科学=悪」と決めつけて意見を言うことには違和感を感じざるを得ない。
まあ、わちきも「大川総裁の肩を持とうとは思わない」が、菊地氏同様、たとえ「幸福の科学=悪」でも、書棚におくべきと思う。
同じことはなんにでもいえて、例えばわちきは「ナチス=悪」だと思うけど、「わが闘争」が書店で売られることは、むしろいいことだと思うておるし。
ホンモノの堤清二のことば
菊池氏は以前、西武百貨店書籍部にいたころ、生前の、ホンモノの堤清二氏ために毎日「堤さん好みと思われる本をピックアップして秘書室に届けていた」そうな。
ところがある時、「この本は何故無いのか」とのご下問が。
その本はセゾングループを悪く書いたものなのだったので届けませんでしたと答えると、「良い本か悪い本かを判断するのは読者=お客様であり、基本的には平等に扱いなさい。セゾンをほめている本の隣りに置きなさい」という指示をされた。電撃ショックであった。これが堤清二かと思った。
特定主題について書かれたものは、それを褒めていてもけなしていても、「科学」であっても、「科学」でなくても、おなじ場所に配架するというのは、米国流分類排架のキモである。ところが、日本じゃあ、結構力量のあるまじめな司書でも、そこんとこがわかっていない。
一般分類規程「原著作とその関連著作」
出来不出来は司書が判断するにしても、正邪・当否を判断するのは読者であり、その読者が判断できるように、ある特定の事柄であれば、アンチもプロも双方提供するというのは、司書でなく利用者の自由にとって重要なことと思ふ。
>>思想の自由に直接かかわる一般分類規程がある:地味な学問のド派手なる論争本をネタに
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20101030/p1