書物蔵

古本オモシロガリズム

やはり「創刊号」という言葉は明治末から あわせて「ゆにかねっと」のtips

雑誌として目録を取られると、図書館目録法でいう転記の原則から巻号ははずれてしまう。だから図書館目録で創刊号という語の初出時期をさぐるのはむずいのではないかと以前いったが。
ゆにかねっとのタイトル検索で、単行本扱いで所蔵されとる雑誌の巻号が引けることがわかった。
つまり、図書館の世界で、雑誌扱いにするか図書扱いにするかは、財産登録やOPAC上の都合で現場の裁量が大きい。
備品にするから、あるいは、古雑誌で今後増えないから、という理由であっさりと本来は単行書主体のOPACにデータが搭載されることがある。
ゆにかねっとでも同様のことをやっている図書館がいくつかあり、本来は単行書の部編名を格納すべきフィールドに「創刊号」と資料から転記される資料があるというわけ。そいでもって、ゆにかは前方一致しかできんのだけど、部編名も独立して前方一致検索ができるようなので、ゆにかでタイトル「創刊号」と引くと、巻号に「創刊号」という表記をもつ雑誌がみつかるというわけ。