書物蔵

古本オモシロガリズム

不倫図書館小説

高円寺でなにもなし。てか、1冊、『音楽情報と図書館』(音楽図書館協議会 1995)を300円で。音楽図書館に関する本は少ないのでお勉強のため。
あんまりなにもないので、普段、ほぼまったく読まない小説を1冊。
あまたある古本ブログで、小説を話題にしないものというのも、この書物蔵くらいではないか、と思う。
図書館の神様 / 瀬尾まいこ. -- マガジンハウス, 2003.12
200円。安かったので。
図書館小説なので読んでみた。短いのですぐ読めた。
キーワードとしては、自殺、不倫、学校図書館、といったところ。図書室はあくまで舞台のひとつ。
主人公は「学校司書(図書室員として短期雇用された事務員)」ではなく、クラブの文芸部(職制の図書部も?)を受け持たされた国語科の講師。「司書教諭」でもない(と思われる)。
主人公の授業計画が(あまりに)いいかげんなところとか、学校図書館ネタが、分類変更による排架移動しかない、というとこが、学校小説、図書館小説としてはハテナ。
日本十進分類から、教科による独自分類に排架しなおしていたが…
わちきも、司書教諭にでもなってみようかの(と言ってみるテスト)。いちおー資格とったのだが、教諭という職業だと、エロ本の立ち読みができなくなるなぁ、と、だたそれだけの理由でやめたのだ。
小説としては、自殺・不倫をあつかってるわりにはサラリと書けていて読みやすい。