岡本は中華鍋でなんでも作れるよ!
と言っていた。
岡本については、こちらも
blog.livedoor.jp
コンセプトか物理的現実を規定してきちゃふ
M語録
物理的条件が広告に左右されちゃふ、ってのがいいんだよね。ボクって観念論者だから
Mさんのツイート(´・ω・)ノ
經費上裏表紙(大裏)は表紙と別々の印刷だったのを『主婦之友』が「大裏も大切な構成要素ということで、同じ紙質、同じ4色印刷に改め、継ぎ表紙をくるみ表紙とし」た。宮本信太郎「広告媒体としての雑誌の変遷」https://t.co/OIXagbxJ2C、北田暁大『広告の誕生』第三章所引。
— 森 洋介 (@livresque2) June 4, 2017
くるみ表紙は「主婦の友」が広告のために開発したのが最初らしい(「広告の誕生」p.150)。
大裏(表4)は飯守勘一「日本広告辞典」にも立項あり。
おかしわ(かしわもち)屋というのは、雑誌を専門に製本する製本屋(「書物語辞典」)。
ところで、新聞紙は製本過程がない。雑誌研究も図書研究も、新聞紙研究を参照して後から
工程上の下流になればなるほど、記録や研究がないが、メディア史研究として最初に成立した新聞メディア研究の、理論的欠落がそのまま盲点となって雑誌メディア史研究、図書メディア研究に引き継がれてしまったのではないか。
とMさんの弁。
わちきはひたすら、ナールホド(・o・;)
新聞史研究上、重要な司書
多田俊五は重要人物(´・ω・)ノ
- 甦える古版新聞--鈴木コレクション〔国立国会図書館蔵(鈴木秀三郎旧蔵)〕のことなど / 多田 俊五
掲載誌 日本古書通信 / 日本古書通信社 [編] 37(7) 1972-07-00 p.5~6 - 整理進む「皆川号外コレクション」 / 多田 俊五
掲載誌 新聞研究 / 日本新聞協会 [編] (通号 516) 1994-07 p.p56~59
明治期翻訳文学書全集目錄: 明治5年-明治38年 - 45 ページ
https://books.google.co.jp › books
川戶道昭, 榊原貴敎 - 1987 - スニペット表示 - 他の版
川戶道昭, 榊原貴敎 一課長、多田俊五次長、伊藤尚武課長には、種々ご教示賜わったことを記して謝する次第ある。塚瀬剛氏のご配慮に感謝する。撮影困難な本の修理には大竹製本所の大竹博氏の労を煩わした。さらに、坂下精びにお手数をかけた図書課の ...
榊原貴敎はナダ書房の社長さん。翻訳の歴史とかやってたけど、この前なくなったね。
鳴海文庫の榊原貴教さん、名古屋古書組合で同じ会に所属しておりました。
— 古書転蓬 (@koshotenpoh) August 21, 2019
入院されるのでしばらく来られない旨お伺いしていたのですが、突然の訃報に驚いております。
これから鳥観図について纏められたいとおっしゃっていたのですが…。
ご冥福をお祈りいたします。
鳴海文庫は古本屋。きちんとした目録をだしていたとか。
ナダ書房(ナダ出版センター)で明治文学のマイクロ化等を進められ、近年は鳴海文庫で活動されていた榊原貴教さんがお亡くなりになったとご連絡をいただく。燻っていた頃に『明治翻訳全集新聞雑誌編』『翻訳と歴史』で執筆の場を提供いただきました。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
— hiroshi (@nishitaya) August 13, 2019
大空社の企画でしっかりした企画は榊原さんが立てていたという。大空社のPR誌「大空」は榊原さん、というかナダ出版センター編集だったとかや。
坊ちゃんの時代を久しぶりに
久しぶりに読んだ。10年ぶりぐらいか?
それはそうと、石川啄木が「主義書」をミルクホールで読む場面がある。んでもって、そのミルクホールは警察が主義者を見つけるために経営しているというもの。このマンガはほとんど典拠があるだろうから、手かがりになるなぁ。
ミルクホール(軽食屋)と新聞縦覧所は、明治末あたりから「出会い系」になっていた話は、専門家はみな知っていることで。
藤田節子『本の索引の作り方』は出版関係者には基本書になるのでは
忙しいので、楽しみにしていた次の本をあらあら読了す
- 本の索引の作り方 / 藤田 節子. 地人書館, 2019.10
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とてもよい本で、本作りをする人はすべからく読むべし、という結論になるが、実際に本の索引づくりで苦労した経験が複数回あるわちきならではの批評をば。
実際のインデクシングで一番、重要かつ困る(というか迷う)のは、p.117にある「オーバーインデクシング」か「アンダーインデクシング」に陥ること。つまり、索引後(見出し語)を多く取りすぎたり、少なくしかとらなかったりすること。それを避けるためのガイドラインについて、本文量との対比(p.106)やノイズ語(「付随的な語」p.115)の不採録などで示されているが、これではちょっと足りないと思う。そんなことはそもそも不可能ごとだとの記述も本書に(ページメモし忘れた)あったが、そこをなんとか言語化してほしいところである。
昨今、原稿作成にPCを使うのがデフォになり、そのせいだろう学術書ではようやく「事項索引」がつき始めたが、概念索引法でなく、自動索引的なオーバーインデクシングなどが散見されるので、出版関係者はこの本を読むとよいだろう。というか、巻末索引の作り方の本って、これしか日本にないのでは(σ・∀・)
高等貸本屋(新式貸本屋)は共益貸本社が最初?
『東京百事便』を見ると、共益貸本会社(京橋区三十間堀一丁目)が「府下に於て内外書の貸与を初めしは此社を以て嚆矢とす」としてる。
前日のM語録
18世紀末、出版物の大量生産が始まり、大衆も本を読むという読書革命が始まる。精読から散読(≒多読)へ。
相対的に知的優位を脅かされたブルジョワは出版物を蓄積する手法で知的優位を保とうとする。蓄積、つまり書斎。生産量の拡大、精読から散読、という同じ読書革命の元でも、出版物をフローとしてしか接することができない階層が、知的下層に止まり、ストック化できる階層が上層。
なるへそぉ。
しかし一歩論をすすめると、そのストックをストックしっぱなしで顕示的に消費するのでなく、適切な排列でのストック化でリファー(つまりストックを随時フロー化)することができることが、本当の知的上層だったのでは、と言いたくなるね(o^ー')b
まだ読んでない「情報爆発」あたりに書いてありそうな気もするが。
ストックのフロー化は、出版物においては、ライブラリにおけるレファレンス、という具体になるのでありはしないか(σ・∀・)