書物蔵

古本オモシロガリズム

「手めくり調査」とは何か

いやサ、文献調査の一般論ハ。英米図書館学に極まれるものニテ。
それを逸脱するやうな現象のうち、日本らしい現象を日本図書館現象と名付けたい(σ^〜^)
これは日本主義図書館学の検討対象ともならう。
しばらくまへ、Mさんに、「根性引き」なる概念をおしへてもらひ、「(゚∀゚ )アヒャ 日本的!(≧∇≦)ノ」と思ふたことであったが、いままた、日本的現象をバ、見つけたのぢゃ。それは。。。
手めくり。

「手めくり調査」とは何か

大阪府立図書館の特許文献サービスは、たしか明治にさかのぼる伝統あるサービス。

 私も企業に勤務しているときに、特許情報センター(当時は夕陽丘図書館)で手めくりに行ったことが何回かあります。
 そこには「めくり屋」と呼ばれる 手めくり調査のプロも来ていたのですが、彼らの公報をめくっていく速さに驚いた記憶があります。
 近年ではデータベースの内容も充実してきたので、昔と比べると このような手めくりの調査の機会はかなり少なくなったのではないとか思います。
http://www.jpat.net/Y190.htm

 いやぁ、「めくり屋」なんて、いたんだぁ〜
 すごいっちo(^-^)o
 日本的現象ではあるまいか。
 でもまあ、米国議会図書館にも、カード目録時代は代行検索屋(カードめくり?)が居たといふから、おんなじ図式かなぁ。。。
 日本の国会にいたといふのは、代行検索屋といふよりも、複写代行業者といはんか、1980年代の珍文献には「文献複写取次業者」というのがたくさんいたかのやうに書かれてをるね。(書庫から天国へ昇った人の話 http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20120905/p1を参照;リンクにあたって改題)
 なほ考究すへし!(^-^;)