NHK「プロフェッショナル:仕事の流儀」でコンシェルジュの回を撮ってあったのを見た。
阿部佳(2015年2月16日放送) - NHKオンライン
www.nhk.or.jp/professional/2015/0216/
7 日前 - 去年、日本を訪れた外国人観光客は、過去最高の1,341万人。2020年東京オリンピックに向けて、今後ますますその数は増えると見込まれる。そんな中、日本の窓口となって外国人をもてなすのが、ホテルのコンシェルジュだ。東京・六本木 ...
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0216/
図書館業界でいふと、閲覧係員といはんか、レファレンス・ライブラリアンとかが近似の職位にならん。
なれど、現状ではとても及ぶべくもないのー(*´д`)ノ
それはともかく、番組中、中堅のコンシェルジュに熟練者――といふか主人公たるカリスマ――がアドバイスするシーンに感心した。
いやサ、熟練者のほうもそうだけど、中堅のほうもちゃんと聞く耳もってたとこが(σ^〜^)
コンシェルジュの番組で思ったレファレンサーに足りぬ議論
a)文献知識
特殊文献(レファ本)や文献一般の内形式・外形式、自館コレクション群や所蔵機関についての知識。
b)参照スキル
文献参照のテクニック群とその行使の順番や組み合わせについての技。
c)対面スキル
対人交渉力。ユーザの疑問をひきだす技や、これはあまり言及されないが、疑問をおしとどめたり、あきらめさせたりする力もこれ。
これら3つに分類可能なスキル・知識を、どういうタイミングで繰り出していくかが、レファレンス対応のキモなんだケド、これがまあ、ダメなんよ。
(図書館情報学とらやらで)議論になってないし、実際にできるような人も僅少。
対面スキル
いちばん一般性の高かろう「対面スキル」についていうと。
まず第一に、ただのコミュニケーション・スキルは当然として、それがどのような形で対応時に発揮されるべきかという議論がないし、スキルもない人が多い。
たとえば…
議論のはうでいふと、(利用者に心理的圧迫となるので)対応時にメモは取るな、という言説があるが、実はニホンゴは口語でも、ちょっとしたワードにゃあ日式漢語を使ふので、書かないとそもそもどんな概念をいふてをるのかわからんことのはうが多い。だから実ハ、メモは不可欠。ゆゑに、「メモは使へ、ただし圧迫せぬやうにこれこれ」といふやうな言説のはうが妥当。なのにぜんぜん議論がない。