書物蔵

古本オモシロガリズム

「古書おたく」だった山口昌男

おなじハテナにおらっしゃる人が、先だって物故した山口昌男の古本マニアぶりを目撃したさまを書いている。

 だから、札幌の大学の学長にすでに納まっていたのを、例によっての野戦仕事のついでにふらりと大学に訪ねてみた。まだできて間もなかったあのわかりにくい地下の山口文庫に顔を出し、ついに本性表しましたね、本卦還りですか、みたいなことを言った。それに対してご本尊、ボクはもともとこういう歴史屋だったんだよ、とだけ言って、あとはニヤニヤしていた。十分だ。我が意を得たりで黙って受け流して、あとはまだ整理の不十分だった文庫の乱雑な書棚に見入った。これってそこらの人じゃ一体何したいんだかよくわからんと思いますよ、そもそもどうしてこんな本が……あれこれ手にとりながらやりとりして、ほら、おもしろいだろ、これもいいだろ、としばらく同じ雑書趣味、古書おたく丸出しの時間を少しだけ共にできたのは、脳出血で倒れる前のことだっただけに貴重な体験だった。

ほへー( ・ o ・ ;) である。
ってか、いいなぁ(´∀` )

これってそこらの人じゃ一体何したいんだかよくわからんと思いますよ、そもそもどうしてこんな本が……あれこれ手にとりながらやりとりして、ほら、おもしろいだろ、これもいいだろ、としばらく同じ雑書趣味、

こーいった時間が至福の時なんだよなぁ……(*´ω`*)モフー

民俗学と古書といへば

去年だったか、大阪で森さんと古本屋めぐりをした際に高山書店で購入したのが、これ。

じつは後半が古本論で、古本の入手法自体に楽しみと勉強がやどると説いていて秀逸。