書物蔵

古本オモシロガリズム

天野曰く「もう一息…かゆいところに手がとどかん!」:米国図書館学の傾向

1950年に天野敬太郎がこんなことを言っている。

米国は図書館の盛んな最も発達した国であることは今更云うまでもない。しかし図書館学の立場から見るときは、大体「亜米利加の図書館人は一般に実際家気質が強く図書館技術の理論的研究と云うことには無関心であるらしい」(河合氏1941:図書館雑誌第35年9号 p.664)目録法や分類法についての問題で米国の参考書によって理論的根拠を求めても得難く、もう一息の所で痒い処に手がとどかぬ思いがすることが縷々あって理論的思索は余り行わない傾向がある。
「日本図書館学史序説」(図書館界 昭和25.4.20 第2巻1号 p.1-5)

んで(=゚ω゚=)

加藤宗厚氏は図書分類法の研究並びに件名目録法の草分けである。

草分けねぇ…
加藤宗厚を重罪に処す。件名目録法の日本移入に失敗せし罪による。