書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館本福袋!

着いた着いたよ福袋!
目録記述にあった,謎の「本の高さ30cm」だけど,つみあげたら60cmはあった。
えーと,結論からいうとドンピシャなりっ(^-^*)  
だいたい三系統の資料群なり
まずは
昭和20年代から40年代の職員研修レジュメ(これだけで30cmはあるよ)。
ま,昭和2,30年代はみょうに図書館学に期待がたかまってたこともあるけど(my図書館学ブーム説),国会図書館は職員教育に妙に熱心だったんだねぇ。てゆーか,当時,あそこの中堅以上の職員には

教科書が書けるぐらいの専門家がゴロゴロいた

というわけだすのう。例えば,昭和29年度図書館学講習用教材「図書館の対外活動」に挟まってた1枚もののプリントをみると…

図書館通論 15 武田
図書館実務 15 阪谷
図書選択法 15 弥吉
図書目録法 25 岡田他
図書目録法 25 笠木他
図書分類法 25 加藤他
レファレンスワーク 18 柿沼他
図書運用法 15 石黒
図書館対外活動 斎藤
児童に対する図書館奉仕 坂本
視聴覚資料 15 坂本
特殊資料 15 村尾他
図書館史 15 岡田
社会教育 15 小山田
ジャーナリズム 15 二関

これを5/10から7/31まで,毎日午前中みっちりやって,最後は試験もあるという… これじゃあ,勤めてるだけで学校に行ってるのと同じことだわさ。すごっ。
講師だって,それなりの人ばかりだよ。すぐわかるところでは,たとえば,分類法の加藤は加藤宗厚だろうし,図書館史は岡田温,児童サービスは坂本一郎の可能性大。選択法は弥吉光長だし,レファは柿沼介すげー豪華な研修
プリント一枚だけで,これだけ書けちゃうのだ… 福袋。
お次は
国立国会図書舘件名標目表 / 国立国会図書舘整理部. -- 国会図書舘, 1964
これも古本屋で売ってるの見たことないなぁ。
ほかにも天然色写真満載の国会図書館建築記念パンフとか… もうお腹いっぱいだす〜