メモ
加藤シュウコウの昭和17年の論文
本論はNDCの標準化について。強制でなくモデルと穏当な議論。最初は件名にしか興味がなかったが、講習所の講師で、分類演習にどうしても必要なものだったとか。最後にこのような文言が。
最後に最近我館界に於ても日本図書館の主張、米国図書館方法論排撃の声が各方面に挙がらんとして居る。其の志は大いに壮とするものであり、何人も異論のない所であらうと信ずる。希くはそれが単なる概念論に終らず図書館経営論に分類、目録の実際に日本的性格を具現した具体的案の提示こそ望ましい。独善や割拠主義は我等のとらざるところである。大東亜文化建設途上我等に課せられたる問題は他に無限に存在するはずである。(昭和一七・二・二五)
増田の記事は昭和16年1月号に載ったが、おなじ図書館雑誌で日本性論争の論文は17年5月まで待たないといけない。とゆーことは、『圕研究』に日本性論が載ったか、あるいは、加藤シュウコウは、かの『日本図書館学』を読んだかのどちらかではないか(゚∀゚ )アヒャ