書物蔵

古本オモシロガリズム

販売書誌の衰退が古本雑誌を困らせる(´・ω・`)

いまはどうしているのか、ピラミッドの友さんが、あるブログに「古書目録は、毎日どかどかと相変わらず届きますが」と投稿したのは2005年2月28日のことであった。もう5年もたつのかの(*゜-゜)
その古書目録なのぢゃが…
日本に古本雑誌は2種あるが、そのどちらも、後半は古書目録(古本屋による販売書誌)になっている。
んで『日本古書通信』に関して気になってたのだが、昔はあんなに細かくみっちりあった販売目録の部分が上品(というかスカスカっぽく)になってきているようだ。
もちろんそれは十分に編集部でも気づいていたみたいで。
今回の古通にこんな記述があった(´・ω・`)

本誌の目録欄広告が減少しているとお叱りを受ける。近隣に古本屋がない読者、インターネットが使えない読者にとっては、本誌の目録が望みだと言われる方が多い。十分に認識しているのだが、難しい状況である。広告掲載料を大幅に引き下げ、何度も勧誘の手紙を全国の古本屋に出しているが、反応が鈍い。やはりネットに比べると、経費と時間がかかるからであろう。(「談話室」『日本古書通信』75(1)(966) p.35 (2010.1)より)

「本誌古書部も含め目録欄の充実には今後とも最大の努力をしていく覚悟」とあるが…
うーん(゜〜゜ )
一箱古本市の紙上版をやるとか。んでも、これじゃあ対面がないからだめか(´・ω・`)
とりあへず彷書月刊からライターさんとかをひっぱってくるとか…
ん、わちきも協力せいってか(^-^;) 古通にオタどんの「スメラ学塾の歴史」とか書いてもらうがよろし( ≧∇≦)ノ
とかとか…(*゜-゜)

彷書月刊

終刊するといふ。
オタどんも読んだという日経の、関係記事をばわちきも読んでみた。

古本愛好家はおそらく全国で数千人と小規模ながら確実に存在している。(略)その興味を引きつけようと創刊号から毎号必ず特集を組んできた。

満鉄図書館特集なんかよかったのだ(。・_・。)ノ 当時はまだ当事者がご存命だったので、あんまり変な話はなく、外地図書館モノとしては一番おちついているといってもよい。

休刊の一番の要員はやはり、90年代末ごろからのネットの本格的な普及だ。

それで古書流通がネットに流れちゃって、目録広告が集まらなくなってきたという。

記事を楽しむ雑誌としてやっていく道はある。(略)しかし、やはり目録こそが特色の雑誌。

だから終わりにするということらしい。

余談

ところで、ピラ友さんって当時、「実録鬼嫁日記」とか有名ブログに出入りしてたんだなぁ。しらんかった。わちきがブログを始めた2005年当時はブログの流行り始めで、みな(相対的に)上品だったし、結構楽しかったが、いまではツイッターへ流れて(´・ω・`)
んでも、ブログの1エントリのほうがわちきにはあっているのだわさ(。・_・。)ノ