書物蔵

古本オモシロガリズム

古通編集長日誌を読む

森さんにいはれて、日本古書通信社HP「編集長日誌」を読んだ。
http://www.kanaishoten.jp/kotsu/

古本の「差し出し方」

雑誌「BRUTUS」特集号「古本屋好き」が

稀覯本をコレクションして、ことさらに自慢したり、という時代ではない(その楽しさを否定はしないのだけれど)。いまの古本屋に求めているのは、本を探しているときの居心地のよさだったり、「いま、読みたい」と思わせてくれる本の差し出し方だったりする

と宣言しているのに対して、「どこか、本誌を批判しているようにも読めるが、それが現在の古本屋のトレンドなんだろうことは私にも分かる。(6/3)」とある。
わちきが思うに、「稀覯本」や「黒っぽい本」という対象は変えずしても、その「差し出し方」を今風にかへればよろしいのではなかろうかと思ふ。
たとへば、この役に立つ編集長日記をツイッターにながすとか。

スーパー源氏出店でかんたんむさんも?

スーパー源氏神保町店を見たついでに行った「神保町古書モールがきれいに整理されたことだ。かなり雑然としていた奥の書棚が見事に整理されて気持ちが良い。(6/4)」としている。これはわちきも同感なり。

沖縄版論語千代田図書館「古書目録コレクション」

6/10の記事は帳重要。うるま市立図書館が、当該コレクションを見に来た話もきはめて興味深い。蔡大鼎の漢詩集『伊計村遊草』の流転を古書目録からたどるのが目的と。
これは意義ある情報だなぁ。
反町茂雄の蒐集した古書目録コレクション、もっと使われてよい重要史料と思う。