書物蔵

古本オモシロガリズム

しつこく図書館記念日

記念対象(図書館法)が1950年にできてから20年以上もたって制定された新記念日(4/30)がどれだけ反・旧記念日(4/2)であったかをここ数日調べてをるのだが、なぜかといふに。
1971年当時、推進派のJLA執行部はあへて反・旧記念日の性格を強調しなかったのではないか、と推測してをるから。
ってアタリマエだよねー(・∀・) てーのも、

  • そもそも新記念日は文部省対策(図書館法廃止反対運動)だった。
  • 当時のJLAには戦前派もまだたくさんいた。
  • 反旧記念日を強調すると反天皇制に行き着かざるを得ず、国論を二分するような政治問題をJLA内でわざといいたてるのは、1)全国団体として純粋に損である、2)そういった問題こそ中立的に国民へ情報を提供する使命を負う司書集団にとって、その倫理的存立基盤をゆるがすほど危険なことである、から。

といふことで、当時の新記念日推進派は、反旧記念日隠しをして新記念日を制定したのではないか、しかし、推進派はハラの底では反旧記念日で、さらに反天皇制だったのを隠してたんじゃないのー(σ・∀・)σ と、わちきが外野から邪推しようとしてたところへ、2006年にJLAホムペ執筆者があっさりと、反天皇制にも受け取られかねない反旧記念日の意味があると書いちゃってるから、わちきのたのしみが奪われてしまって残念なのだ( ≧∇≦)ノニャハ