書物蔵

古本オモシロガリズム

レファレンス業務の定義(試訳)

あゝ、古本市に近づけぬもどかしさよ。。。
なんだか拙ブログが図書館ブログになってしまったかのような様相。。。忸怩たる思いす。
さりながら、つれづれなるままにネットを見ていたら、レファレンス業務の新しい定義が米国でできたのだそうなので、ちと、和らげてみた。
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=4956

Reference Transactions are information consultations in which library staff recommend, interpret, evaluate, and/or use information resources to help others to meet particular information needs. Reference transactions do not include formal instruction or exchanges that provide assistance with locations, schedules, equipment, supplies, or policy statements.

「レファレンス対応」とは、情報についての相談業務である。この過程では図書館員は、特定の情報ニーズにあうように相手を助けるために、情報資源を提案したり再定義したり評価したり自ら使ったりする。レファレンス対応には、定型的利用指導は含まれないし、道案内、開館案内、施設・設備案内、方針説明などについての援助活動も含まれない。

トランザクションの訳語が問題なんだよなぁ。。。 レファレンス処理とかなら日本語としてすわりがいいんだけど、双方向性がわからん訳語になっちまうし。。。 相手が同時的、双方向的にやりとりに参加してるということがトランザクションっちゅうコトバのキモのような気が。
ふつうなら、取引って訳すわけだが、「レファレンス取引」ってのは変。

Reference Work includes reference transactions and other activities that involve the creation, management, and assessment of information or research resources, tools, and services.

レファレンス業務はレファレンス対応を含むが、さらに調査資源、ツール、サービス形態の開発、管理、評価などの活動も含む。

まさしく昨日、あるお方の話にあったやうに、本についてのコンサルじゃなくてインフォのコンサルなのだなぁ。。。
それはとりあえず措いといても、リコメンドしたりインタープレットしたり、エヴァリュエートしたり、あまつさえ自分が使っちゃったり、もー米人の参考係さんってば、たいへんですな。日本じゃ厳格派の司書さまがアレルギーを起こしそうな単語だったりもするですよ。