三宅博士はゆるゆると説きはじめる…
日清日露の戦役で,日本の地位も上昇し,外国人も来るように。けど外人に,誇れるよーな,中味のある建物は…
1つは呉の造船所。こーゆーもんは,ロシアのネバ河畔にしかないわい。
もー1つは東京帝国大学。外国大学に遜色ないわい。これら2つは誇るに足る。
が,あと半個あるのじゃ。それは…
この帝国図書館じゃ。(要旨)
というのも…
ここにある図書は値段もつかぬ駄本ばかり。日本が滅べば意味もなかった。が!
40年前シナの属国だった日本が列強にならんだおどろきの原因を探ろうとすれば,結局,ここ40年間に出たこの蔵書中に答えをさがすしかないでしょ。(要旨)
なーるへそ慧眼なり。
国立図書館蔵書のキモは,雑本の網羅的蒐集にある
なりね。けっしてインキュナブラ(海外古版本)や漢籍を集めることじゃない(そーいった本は研究図書館が集めりゃーいいんです)。国立図書館がひっちゃきになってやることじゃない。やるべきなのは,雑本の蒐集なのだなぁ(*゜-゜)遠い目
んで,それなりになったのも
実に田中館長の力といはざるべからず,館長の如きは夫れ英国博物館附属図書館のアントニオ・バニッヂと謂うべき乎
こんな帝国図書館じゃが,1個でなく半個というのは,建てかけ,だからじゃ
はい,2.5個の自慢。おあとがよろしいようで。
え?
ぜんぜんハプニングじゃないって。
そうなり。これは前座。てかハプニングに無関係なり。この次の演説からが本番なりよ。