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古本オモシロガリズム

 図書館政治とは何ぞや?

あー、そだ。これはどこにもない複合語「図書館政治」について説明しておくね。

図書館政治
図書館関係の政治的な話題すべてのこと。規模の大小を問わない。具体例としては、政治家と図書館業界の関係、業界内での(「館界」という)政治的な動き。人脈・派閥のもつれあい・和合。あるいは単館における政治力学的現象すべて。係内での新米と古参の確執などなど。

なしてこんな言葉を発明して使うかっちゅーと、館界はミョーに上品なふりを装う風があるからだす。どんな業界にも衝突や軋轢、ケンカはあるものだす。あるって前提で言論合戦できればむしろスガスガシイことではないかと。
「図書館政策」とか「図書館法制」だと、なんか上品な話になっちゃう気がしない? 政策や法がきまるまえにはドロドロしたもん(ただの価値判断や好き嫌いの世界)があるんじゃないの?といいたいのだ。そのドロドロが図書館雑誌からはなぜか見えないから。