書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-08-25から1日間の記事一覧

短歌

しばらく前、「(図書の)出納手」についての文献をさがした時に、たしか西村正守の論文に引用されてた茂吉の短歌が、出納手を詠んだものであった。 それ以来、図書館を詠みこんだ短歌にいささかの興味が。 大連の図書館に来て一たび見たり海源閣本楊紹和氏…

奥付研究(つづき):検閲本と流布本の日付がズレること

ネットにあった奥付研究で重要なものをメモ。 文学史研究の一環として書誌学的アプローチをした人が、奥付に記載されている日付について論じている。著者は、巌谷小波(いわや・さざなみ)の『日本昔噺』シリーズの研究をしているんだけど、先行研究で記述さ…

「あり方検討」というコトバ

この前、都道府県立の機能モデルがないって言ったときに「どうすべぇ」を多用したけど、これはわちきの言い換えで、「どうすべぇ」というのは、なぜだか定型句となっている「あり方検討」のこと。 わちきがこの「あり方検討」という複合語を最初に意識したの…