書物蔵

古本オモシロガリズム

(補論)館界ゴシップ集としての書物蔵:その機能と限界

上記,末尾でも言ったように,館界ネタは,もうとっくに手遅れになったことしか,わちきはやらんことにしてをる。
ってか,図書館史に興味あるだけだからね。いまわちきが興味あるのは,皇道図書館,外地の図書館(満鉄図書館やら),帝国図書館,昭和20年から23年にかけての館界*1。あ,それから出版警察(検閲)ね。
みーんな手遅れのことばかりぢゃ!
だから,わちきのブログを図書館史ゴシップ集として読むのは正しいけれど,現在ただいまの図書館運動に参画するつもりで読んではだめだよん。
今回の件(生年削除)は,おそらく外部へおしらせする数ヶ月まえにすでに決まっていたにちがいない。で,こんな日本役所のことなかれ主義的な過剰反応を阻止するには2つのタイミングしかない。ひとつは,役所内で反対し,外部に出てくる前につぶす。もうひとつは業界レベルでうわさ?になったときに,(わざとリークなどして)反対運動をもりあげ,つぶす。
つぶすつぶす,って,反体制運動ばりの表現でわちきもハズいが(^-^;)アセアセ そう,わちきはこの件でかなり怒ってをるのぢゃ。
全国書誌作成機関は,じぶんがつぶされる段になって,公論だのみでさわぎはじめてるけど,じぶんのやってることは,公論にはさらしたくないようで。なにをいまさらと。
さらに…
おそらく,図書館協会の目録委員会あたりには事前の相談とか行ったはずだから,この件で歴史上の責任を負うのは(当局は当然としてその次に),目録委員さまがたではありますまいか。
わちきは委員ってのは,斯道の(技術的な)大家であるだけでなく,館界全体,あるいは国民の利益をみすえて政策論もやってをるのかと,学生時代は思ってをったが…
ネットを徘徊しているだけじゃ,現在ただいまに参画してるつもりでも,いつまでたっても図書館史でしかない(図書館史に効能はある,とわちきはみてをるが)。ほんとうに現在ただいまの図書館政策やら図書館経営図書館運動に参画したけりゃ,街にでて人に会うしかありませんな。(補足 もちろん,図書館現場で地道に泥をかぶるのも図書館事業そのものぢゃ!)
糸賀先生なぞは,本がかけぬぐらい(っていーのか?)いろんなところに出てをるが,あんなふーに。ある意味えらい。

*1:いまの館界体制の成立直前