書物蔵

古本オモシロガリズム

古本屋の非just in time性

平塚の古書店2軒まわる。一方は古書店ガイドにでてたとこ。なんつーか商売っけがない雰囲気がヨイということに(笑
ギリシャ語辞典 / 古川晴風. -- 大学書林, 1989.9  を3千円で買う。定価は46350円……,や,安ぅ〜!
そういえばしばらくまえ神田の即売会で,
Platonis apologia Socratis / Plato ; recognovit adnotationeqve instrvxit Michitaro Tanaka. -- Ivanami, 1950. -- (岩波ギリシア・ラテン原典叢書)
を5百円でゲットした。これ岩波がだしたリーダーの教科書なんだよね。ギリシャ語ならったとき,全頁コピーして使ったんだっけ。いや〜,欲しいなと思ってからもう15年ですか〜
長すぎっ!ライターの武田徹が,ある新書で「古書店は適時に入手できないという点で,調査には役立たない(大意)」と書いてあったけど,まったくそのとおり。仕事やレポートで文献にあたるときには結局のところ残念ながら巨大書店か図書館しかあてにならんのよね〜。
古書好き,古本屋好きとしては,役にたちまっせと言いたいところだけど,欲しいなと思って15年ではねぇ。本のなかみはプラトンソクラテスの弁明(ギリシャ語文)ね。15年ですっかり単語わすれちまっただすよ。記述のIvanamiはIwanamiではないんで。ラテン語にはダブルのユー(ダブリューともいうね)はないということ。uもラテン語ではvなんでIvanami。