書物蔵

古本オモシロガリズム

2018-02-19から1日間の記事一覧

戦時中の国内洋書海賊版を見つけるには

他の件で見ていた『出版文化』―文協による戦時中の業者向け広報誌―にこんな記事が出ていて、そうか、これをテコに戦時中の北明の活動がわかるとひらめいたことじゃった。 リプリントの定価について 事業統制課 洋書翻刻図書は、概して出版企画が簡単であり従…

『出版普及』の18年ごろの部数は15000部

『出版文化』が文協による出版社(メイカー)向けの、 『出版普及』が日配による書店向けの出版業界誌であるわけなんだが。 その一方の『出版普及』発行部数が『出版文化』に載っていたのでメモ。 出版配給課「買切制実施対策「其一」―計画配給委員会中間報…

日配でなく文協ぢゃった S18、2月あたりの出版物から?

奥付に著者略歴(いぜん一緒に働いたS賀さんは「チョレキ」と言ってたなあ―彼はゴーストライターやっとったから出版業界用語かしらん)が掲載されるやうになったんは戦時中からなんだけれど、いつから、何を根拠にさうなったのかが永らく不明ぢゃった。 それ…