書物蔵

古本オモシロガリズム

2006-01-05から1日間の記事一覧

集書の心得

読了まぢかの中野三敏『本道楽』(p.222)より (長澤規矩也先生の鉄道ヲタぶりはともかく)それより肝心なのは集書の心得であった。 一に何でも手にとって見ろ。小さなジャンルにこだわるな。 二に何から何迄同じ本というのは和書に限っては一つも無いと思え…

ネクタイとエロまんが

エロ本といえば,おもしろい話をさる友人から聞いた。 その友人の友人(わちきの友人でもあるが,あえてABCはつけないね(^-^*))は,その実直な業績・外見に反して,エロまんが(美少女漫画といういいかえもあり)にたしなみがある。とはいってもホンワカ…

愛書家と性文献

斎藤夜居(ヨズエ) 『愛書家の散歩道』を途中まで。 著者は趣味が嵩じて最後は古本屋にまでなった人らしいが,若い頃,いろんな書痴書狂に臆せず会いにいき,それを書物随筆にしたひとらしい。 最初に斎藤昌三。 読んでいるうちに… うーん,読んだおぼえが…

本探しは人探し:探求書数奇譚

おととい,小寺謙吉『宝石本わすれな草』の最初の一編を読了。検閲でもう1冊もなくなったはずの『社会主義詩集』の版本を求めて歩くという話。 本さがしは人さがし というフレーズは紀田順一郎さんの著書で読んだおぼえが… 「古本屋探偵」でだったかしらん。…