書物蔵

古本オモシロガリズム

「給仕」は出納手のこと

中條辰夫がこんな散文詩を書いている。

日常瑣事
△事務室にて
為事の暇に
給仕は、
イット イズ エ ドッグと
英語を勉強する。
今朝も
グッドモーニングと挨拶をしたりけり。
それもよきことならん
されど、
私は君に言ふ
べんきゃうしても
偉き人には
なれぬものなりと。
〔以下略〕

  • 中條辰夫「日常瑣事」『開拓者』11(1)p49(1916-01)

中條は1911年ごろ日比谷図書館の児童部に入っているから、この詩にでてくる「給仕」は出納手のことなりね(´・ω・)ノ

中條辰夫のヨミ

『釣之研究』8(2)1932.2のグラビアページに、中條が上海当局に出した釣りの許可申請書の写しがあった(゚∀゚ )アヒャ