書物蔵

古本オモシロガリズム

論文の書き方本に「レファレンス」の重要性が

日本には、レファレンスの重要性を理解していない人がたくさんいるようだ。街中に出回っている本の中にも、内容を考えると当然レファレンスが行なわれていなければならないにもかかわらず、行なわれていないものが多い。また、レファレンスが適切に、あるいは全く行なわれていない本を疑問や違和感を抱くこともなく読んでいる人が大勢いる。
林正史 著. 英国の大学に学ぶ : 世界標準の学習法とエッセイ・論文の書き方. 海象社, 2015.4. 247p ; ISBN 978-4-907717-42-1 p.146

主旨はまったく賛成だけれど、ちとオモシロなのは、「レファレンス」というカタカナ語で押し通していること。でも、「リファーする」とか「リファーした」というカタカナ語は使わないで、フツーに「参照した」と表現してゐる(σ^〜^)σ

レファレンスを行なう際には〜。すなわち、〜はっきりと分かるように参照する、ということだ。(p.146)

ん?(・ω・。) さうすると、「レファレンスを行う」=「参照する」で良いのでは。
あと、本の内容からいって、この本の分類、377.233英国大学事情というより、836.5英文作法だと思う。要約主題の把握の仕方がまちがってるよーな。