書物蔵

古本オモシロガリズム

新聞研究の基本文献

もろもろをブチまけて、かへったところ、本がとどいていた。

ちとウレシ o(゚ー゚*o)(ノ*゚ー゚)ノ 騎士亭さんから本が

  • 近代日本の新聞読者層 / 山本武利. -- 法政大学出版局, 1981.6. -- (叢書・現代の社会科学) 1985年の5刷 2300円

いやさ、書物蔵のくせして、かやうなる基本文献を読んでないとは、とはいわんでちょ(=゚ω゚=)
わちき、図書(書籍、単行本)や雑誌には興味あっけど、新聞にはさほどなかったのだわさ。
ひとつには、上記、3種の出版物でイチバン研究が進んでいるからでもある。
さりながら、さいきん、日本においては新聞と雑誌が不分明であることから、どーしても新聞研究を参照せねばならんことがあって。
そんで、上記図書を参照したらば、なんと、図書館史学的にたいへんオモシロな記述があり、とたんにこの本が気に入ってしまったのだわさ(^-^;)
いまでも絶版になってをらぬくらいの基本文献なれど… 新刊だとアジロとじだろう、とて、なんとか古本で手に入れたかったのだわさ(^-^*)
本は糸かがり綴じたるべき、というのは今では贅沢の一種なり(´・ω・`)

library catalogのnoteが、catalogerにぜんぜんわかっとらん話

それはそうと、国会の書誌をみたらば、この本の注記がこんなん。

注記 新聞史年表:p413〜433

もへー(*´д`)ノ
ゆにかで他のデータないかすら、とて見たらば。鶴舞図書館が。

一般注記:巻末:別表・新聞発行部数一覧,新聞史年表

サテ、どっちが、よりよい注記でせう(・∀・)ノ
こたへは、ツルミャーでよ(σ^〜^)
一度、某氏とも話したが、catalogingにおけるnoteって、日本語ぢゃあ注記と訳されとるが、ぜんぜんダメダメな訳語。
ノートっちゅーのは、リファーする人に対して「注意せよ!」という意味。
つまり、本来は構成書誌単位でしかなくて、内容細目ぐらいでしかだされないものではあるが、本体とは半ば独立してリファーされる可能性が高い部分についてのみ、あへて単行レベルにだしてくる部分というものであって、この本の場合、新聞史年表という代替物がたくさんあるものではなく、これにしかない新聞発行部数一覧をこそ、noteとしてキャタロガーは採録せねばならない。
それができてないのは困ったものだよ国会さん。
ってか、これは、noteを注記と訳してその意義についきまったく誤解してきた日本図書館業界全体の罪。
ってか、まったきcatalgerは、まったきreferencerでなければないといふ逆説!!!
ライブラリキャタログなんてリファーするためのものでしかないよ、とは某先生のお言葉だったが、げに。
ん?(・ω・。) にゃに言ってんだかわからんってか(σ^〜^)