書物蔵

古本オモシロガリズム

けふは何の日? 貫名駿一の生年がわかった日(゚∀゚ )アヒャ 


2009年よりおぼおぼと拙ブログにて続いてをる「貫名駿一」調べ
なんとけふ、生年月がわかっちったのだ(゚∀゚ )アヒャ 
大阪府で住んでたおおよその場所もわかった。
あとはこの、明治23年大阪府会議員をやってた貫名駿一と、明治12年に京都で『京華新誌』をだし、明治15年には『星世界旅行 第1編』を書き、同年また、甲田良造の『立憲政体論』をも出版した貫名駿一とが同一人物であることを立証できれば、これで、日本最初のSF作家、貫名駿一のあらあらな履歴がわかるといふもの(σ・∀・)σ
ヨコジュン先生、長山先生、紀田順一郎先生、そしてオタどんが喜んでくれるにちがいないっち∩(・ω・)∩ばんじゃーい

『星世界旅行 第2編』と甲田


ところでサ、日本最初の創作SF『星世界旅行 第一編』の末尾には、第2編の予告目次が載ってをる。そこで最後に主人公は「色情世界」なる世界に(どんな世界だ)たどりつくことになっとったらしいんだけれど、貫名が京都にいるときに本を出してあげた甲田良造なる人物の、明治20年の本が『色情哲学』(゜〜゜ )
こいつぁ〜、ことによると、つながっとるのかもしらんと思ふたことですよ。

明治初期出版について


しかしなぁ、明治初期出版の諸形式について、いろいろわかったことですよ。
出版年月は表紙にあり、奥付にないことが多い。
奥付には版権免許の年月日がある。これは出版よりずっと前。
出版人に個人名があっても、それは現在でいう私家版であるとはいいきれない。福沢屋諭吉のやうに、版権がらみで著者が出版人になることもある。
しかしまぁ、ここいらへんのことについちゃあ、いま生きてをる人では日本で3、4人しかきちんとした説明ができないのではあるまいか。さう、たとへば、稲岡勝さん、浅岡邦雄さん、甘露純きさん、磯部敦氏あたりとかか(゜〜゜ )