ある本を読んだら、戦前の印刷業界紙についてつぎのようにあった。
業界紙
組合月報は別として4点 古いところからだとか。
- 『印刷材料新報』 中判20ページ程度綴り込み式 天王寺書籍印刷所 坂本角次郎
- 『日本印刷界』 雑誌 50p.前後 四六倍判
- 『日本印刷タイムス』 雑誌 4,50p.前後 印刷工廠 沢田要蔵
- 『印刷と材料』 中田瑞穂堂(ローラーの有名メーカー) 昭和の初め
- 『京都印刷界』(京都)
しかし、みごとに全然どこにも残ってないね(゜〜゜ )
と思ったら、ひゃあ、すこしだけ印刷博物館ライブラリーにあるよ(+o+)
さすがだなぁ(・∀・`;)
ってか。。。
日本のバヤイ、出版物の保存なることに図書館があてにならぬといふ笑えぬ(-_ - ;
出版統計第三位の国に生まれきて、図書館で本が読めぬとはウソのよな話
とでもうたわねばやってらんねぇー(*´д`)ノ
つづき
ってかこの本、しばらくまへに見つけた業界誌本のひとつで
- 印刷業界誌と共に三十年 / 村上博著. -- 村上博, 1955
というもの。国内で持ってる図書館がこれまたすくない。県立で数館、大学で1つ、国会はなし。
ん?(・ω・。) どうやってんなもん見つけたかってか(σ・∀・)σ
そりゃー、日本の古本屋を検索したからに決まっとる。
「各種業界の氾濫次代」なんちゅー節があって、ちょっとだけ「業界誌」の一般論をやってるとこなど、得がたいよ。
平凡ゆる商工界を通じて業界紙の新刊は年と共に増加して来た。昭和七、八年ごろは、同じ業界に二十種にも上る業界紙の出現を見た業種さえあつた。業界進展の現われとして歓迎する人々ばかりではななかつたのは無論である。所謂業界紙氾濫時代の初期である。印刷業界紙は主宰者が何れも業界にも通じ発展途上え〔ママ〕の努力の一の信念を有つていたのと相俟つて比較的健実性があつた。(p.39)
これなぞ超オモシロな記述であらう(σ^〜^)
こーゆー記述をほげほげと読み飛ばしてはならん。
- 印刷業界で「業界紙氾濫時代」といわれた時代があった。
- それは1930年代以降のことである。
- 歓迎しない業界人もいたことは、1955年の読者には明らかだろうと村上はいう。
- ただし、印刷業界誌はそれぞれの社主によい信念があったので他業種より比較的健全であった。他業種はより不健全である。
ということがスグわかるよね(o^ー')b
わちきの過去記事にあるやうに、新聞業界なんて昭和10年代に30点も出たからねぇ。ソジンカンが書いてをるよ。ってか、いま日本は杉村楚人冠ブームだと先週か先々週だかの新聞夕刊に出てたよ(゚∀゚ )
もちろん、朝日新聞ぢゃ(σ^〜^)