書物蔵

古本オモシロガリズム

オタどんブログ、たうとう坪内祐三氏のお耳にはいる(×o×)

よろしきかな『ちくま』

以前、そう10年くらいまへはよく総合雑誌で社会評論を読んでをったのだけれども。
最近は、出版社PR誌しか読まない。
と、いふのも、かの千代田図書館ニテ、PR誌ばかり並んでいる棚があり。
そこでPR誌のあぢを憶えたからであるが。
なかでもオキニは『ちくま』と『月刊百科』である。とくに『ちくま』は表紙も林哲夫先生の古本絵、ぢゃなった(^-^;)読書絵で上品(σ・∀・)
さて…
飲んだくれて家へ帰ったら、『早川図書古書目録』(106)が来てをった… といふいのは余談で(^-^;)
『ちくま』(2010.7)が着いていた。
そこでさっそくフロにつかりながら読む。
ん?(・ω・。)
鹿島先生が「神田神保町書肆街考」を新連載。すばらし(゚∀゚ )

神田、とくに神保町について書いてみようと思う。ただし、エッセイ的にではなく、社会・歴史的(ソシオ・イストリック)に。(p.26)

期待大であるo(^o^o)ワクワク まえの吉本隆明に関する鹿島先生の講釈は、とってもオモシロくってわかりやすかったので。
さらに読み進むと、坪内先生の連載。
モヘ?(・ω・。)
松崎天民、ってさういへば、オタどんブログで見たことあるやうな名…

 この連載の再開第一回で私は松崎天民の『犯罪哀話』(佐藤出版部大正五年)が国会図書館に家蔵されていないと書いた。
 するとある人から、その本は国会図書館に家蔵されていると指摘を受けた(正確に述べれば、誰かのブログで私のミスが批判されていたと、「ある人」が指摘してくれたのだ)。(p.44)

ほへ?(×o×)
誰かのブログって…
もすかすて!`・ω・´)o
大東亜トンデモ学と大東亜図書館学のアマルガム、大東亜ト学のブログでは(σ・∀・)

■[スメラ学塾][図書館]間宮不二雄と高嶋辰彦の国防研究室
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20100405/p1

びっくりですぢゃ(´∀` )
坪内さんは、1ページ以上にわたってこの本の所蔵について述べ、その〆に、なぜ以前見つけられなかったのに今データにあるのか、「そのあたりのこと、とても興味がある」と結んでいる(p.45)。
国会さんのジェネラル・コレクションの由緒来歴、および遡及入力の歴史って実はすごく重要なことのはずなんだけれども、文献がほとんどないんだよなぁ(*゜-゜) 明治期乙部についてはいまはなき山下武氏が注目しておったのだけどねぇ。